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「お米」に見るドラマ

お米論
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スタバの新作

たまにあま~いものが欲しくなるのは

たぶんみなさん経験済みではないでしょうか♪

 

おはようございます^^
「暖冬」と言われてきたのに対し、急激な日本全体の冷え込み。
体調の方はいかがでしょうか。

沖縄では「雪が降る」という噂が本土でも広がりを見せ、
先日、玄米の注文で鹿児島の業者さんへお電話をしたとき
「渡久地さん、沖縄雪が降るって言われてますね・・」と
言われました。
年も近いこともあり、女子会的な会話に突入する事務員さんなので
玄米発注の仕事用件は2分、雑談5分(笑)。
「松岡修造が日本に居ないから、って言われてますよ」と
最後に足しておきましたよ(▽//)

 

明日まで冷え込みが厳しいようです。
お気をつけください。

 

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(稲穂の花の花言葉は「神聖」だそうです♡)

 

今日は「産地による味の違い」という内容でお届けします。

 

私の勤務する”麦飯石の水”では、
ミルキークイーンという人気なお米の銘柄があります。

ミルキークイーンはいわゆる低アミロース米と呼ばれる品種で、
お米の粘りに影響するアミロース値が低く、
もち米のようなもちもちとした食感が特徴のお米です。

コシヒカリを改良して生まれた品種で、
コシヒカリよりも粘りと食感に優れ、
冷めてももっちり感が続く品種と言われています。
私的には、冷めてからもっちり感と甘みが増すという
その真価を発揮するように思います。

富山産と鹿児島産の(慣行・特栽)をご用意しております。
同じ銘柄のお米ではありますが、食感や味わいの違いが楽しめますよ。

 

低アミロース米はもっちり感が特徴ですが
個人的には産地や品種によって少し違うカンジを受けます。
扱いのある鹿児島県産は、本来のもっちり甘いを地で行くタイプですが
富山県産は、そこに少し歯ごたえが加わります。
(やわらかさだけでは苦手な方に気に入っていただいています)

今回お話しているミルキークイーンは
弾力のあるもっちり感。
他に、以前お話したことのあるおぼろづきという
品種は、やわらかいもっちり感・・・
(玄米炊きには、おぼろづきが軍配をあげました)

 

こういうことに気が付いた瞬間に
「お米っておもしろいなぁ」と素直に感じます。

 

こういう低アミロース米と
粒感のあるお米の夢はやとや
やわらかいお米などをブレンドしていくと、
これまた違う顔になるのも楽しいです。

ちなみに、うちのお米工場オススメのブレンドが
鹿児島県金峰産こしひかりと鹿児島県ミルキークイーンのブレンド。

香りと粘りともっちり感のバランスが
みんなのお気に入りです(笑)。

 

そして
「お米がおいしくて大変だよ、渡久地さん」
と笑うスタッフの顔が、私は大好きです。

 

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(2013年8月 タイフーンFM)

食で作るということ(ti-daブログ)
(↑懐かしいラジオ音声が見つかりました。良ければお立ち寄りください♡)

 

以前、工場から
「お米がなんか違うと思う。炊いてみたから来て」と連絡があり
話を聞きに行ったということがありました。
同じ産地・同じ銘柄、あえて違うとすれば生産者でしょう。

新米になって最初に仕入れたものと
最近仕入れたもののカンジが違う気がしたので
炊いてみたということでした。

 

確かに。

 

最初に仕入れたものの方が、その銘柄らしい旨さのお米。
かといって、その後に仕入れたものがダメなわけではありません。

“比べると、000が勝っているかな”というような僅かな差。

そこに気づいた、というのが
ある意味驚きでもあり、喜びでもありました。

 

それは、お米を初めて約2年頃のことでした。

ここまで育っていたんだなぁという想いは
親ゴコロでしょうか(笑)。

 

いつか、この部分では私を抜いていく方も出てくるでしょう。
それも楽しみの1つです♪

 

お米を作る。

 

それは農家さんであったり、私達のような米屋だったりにも
あてはまる表現です。

種から実るまでを育み、食べやすい白米にする。

農家さんでも毎年同じお米が育つとは限らない。

 

私達米屋でも、ボタン1つでいつでも同じ状態で
お米がうまく精米できるとは限らない。

 

みなさんのお手元に「お米」となって届く、
その流れの中では、たくさんのドラマがあります。

 

私的には、こういう部分も伝えたい1つです。