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お正月のしめ縄について

お米論
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2015年も終盤、

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150gの魚沼こしひかり入り
約1合分ですね

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こちらも150g入り、
中身は熊本県森のくまさんでした。

バラ売りがこれしかなかったのですが
大きな箱入り(12個)は干支の猿とそれぞれの七福神が
描かれていて可愛いかったです。

意外と知らない しめ飾り

おなじみのしめ飾りには、どんな意味があるのでしょう?
しめ飾りをみていると、お正月だな~と感じませんか。

でも、よく見てみると不思議なかたちをしています。

しめ飾りには、いったいどんな由来があるのでしょう?
また、どんな種類があり、飾る時期はいつなのでしょう?

意味を知ると、やる気もやり甲斐も違ってくるはず。

今回は、しめ縄・しめ飾りについて解説します。

しめ縄・しめ飾りの意味と由来

そもそも正月行事というのは、年神様という新年の神様をお迎えするための行事。
年神様は家々にやってきて、生きる力や幸せを授けてくださると考えられています。

そこで、お正月が近づくとしめ縄やしめ飾りを施し、年神様を迎える準備をします。

しめ縄(注連縄)には、神様をまつるのにふさわしい
神聖な場所であることを示す意味があります。
しめ縄が神の領域と現世を隔てる結界となり、その中に不浄なものが入らないようにする
役目も果たします。
その由来は、天照大神が天の岩戸から出た際に、再び天の岩戸に入らないよう
しめ縄で戸を塞いだという日本神話にあるとされ、
「しめ」には神様の占める場所という意味があるといわれています。

しめ飾り(注連飾り)というのは、
しめ縄に縁起物などの飾りをつけたものをいいます。
代表的なのが、神様の降臨を表す「紙垂」(かみしで/しで)、
清廉潔白を表す「裏白」、家系を譲って絶やさず子孫繁栄を願う「譲り葉」、
代々栄えるよう願う「橙」などです。

もともとは、神社がしめ縄を張りめぐらせるのと同じ理由で、
自分の家が年神様をお迎えするのにふさわしい神聖な場所であることを示すために
始まったといわれています。

しめ縄やしめ飾りを施すことで、その内側が清らかな場所となり、
年神様が安心して降りてきてくださるわけです。

しめ縄・しめ飾りの種類と飾り方

しめ縄・しめ飾りは、用途や地域によってじつに様々な種類があり、
大変奥が深いものです。
かつては、正月行事を取り仕切る家長がしめ縄を張っていましたが、
時を経てだんだん簡略化されていき、玄関先、神棚などにしめ飾りを施すようになりました。

基本的には、年神様を迎える玄関先や神棚に飾りますが、
かまど神や水神など様々な神様をまつる場合もあり多種多様です。

参考にしつつ、地域や家のしきたりに従ってください。

【ごぼう注連】
ごぼうのような形をしたしめ縄です。
神棚向きで、神棚に飾るときは紙垂などをつけます。

普段使う縄は右へねじる「右綯い」(みぎない)ですが、
お正月のしめ縄は特別なものなので、左へねじる「左綯い」(ひだりない)に
なっています。
また、古来より左を神聖、右を俗(日常)と考えるので、
神様からみたときに元の太い部分が左側になるように飾ります。

【ごぼう注連+前垂れ】
ごうぼう注連に、前垂れ(わらの垂)をつけ、裏白、紙垂、譲り葉、橙などを加えた
しめ飾りです。玄関先向きで、西日本でよく見られます。

一般的には、ごぼう注連の太いほうが向かって右側になりますが、
伊勢神宮のある三重県伊勢地方では逆向きになり、1年中飾っておきます。

【玉飾り】
太いしめ縄を輪にしたものに、前垂れ、裏白、紙垂、譲り葉、橙、海老、扇など
色々な縁起物をつけたしめ飾りです。玄関先向きで、東日本でよく見られます。

【輪飾り】
細いしめ縄を輪にしたものに、譲り葉や紙垂をつけた小型のしめ飾り。
部屋、キッチンやトイレなどの水まわりに飾るほか、門松と組みわせて飾る場合もあります。

最近はモダンなタイプも多く、おしゃれなしめ飾りを手作りする方も少なくありません。
お好きなもので構いませんが、本来の意味を考えると、
わらを使ったしめ縄を用いることが大切です。

また、縁起ものには日本の文化が息づいていますので、1つでも取り入れると良いでしょう。

しめ縄・しめ飾りを飾る時期

本来は、12月13日のすす払い(大掃除のルーツ)が終わり、
年神様をお迎えするのにふさわしい場になってから飾るものでした。

このため、12月13日を正月事始めといい、正月準備を始める目安となっています。

現代なら、大掃除が終わり、年神様を迎える準備が整ってから飾ります。
大掃除は年末と決まっているわけではありませんから、
13日以降早めに飾っても構いませんが、今はクリスマスが過ぎた25日以降に
飾り始める方が多いようです。
ぎりぎりにならないよう、28日までを目安にすると良いでしょう。
なお、29日は「二重苦」「苦」に通じて縁起が悪く、31日も一夜飾りになるので
避ける風習があります。

こうして正月の年神様をお迎えし、松の内を過ぎたら外しますが、
一般的には7日(6日とする場合もあります)、地域によっては15日(14日とする場合もあります)
に外します。

外したものは、15日の左義長(どんど焼き)で焼き、正月行事に区切りをつけます。
左義長に持っていけない場合には、神社に納めると良いでしょう。

地域によっては、回収してくれるところもあります。
無理な場合には燃えるごみとして出しますが、神聖なものですから、
ほかのごみと別にしたり、紙に包んで出したり、清酒や塩で清めたりすると
気持ちが良いと思います。

ご参考にし、良い年をお迎えください^^