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おにぎりで楽しむと、自然に「食育」となる

お米マイスター
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おにぎりでできる食育は、子育てへの取り組み方となる

「まず、食べることを楽しもう」

そんなコンセプトのもと、
中学生を対象に開催された今回のおにぎり講座。

ここだけを聞くとすごく普通の講座ですが・・
今回いつもと少し違う点がありました。

以前、浦添市中央公民館で開催させていただいた
親子おにぎり講座を担当してくださった方が館長となり、
「ずっと、お米の講座をしたかったんです!」という
熱い想いを抱いた新しい担当の方を繋いでくださったのがご縁でした。

「ある中学校なのですが・・」
と少し言いにくそうに切り出した打ち合わせ。
内容は、学校に行かない、問題行動を起こすetc etc
いわゆる「ヤンキー」と呼ばれる子ども達にこそ、
食べることの大切さなどを伝えたい、というお話でした。

「もしかすると当日”誰も来ない”なんでいうのもあるかもしれません」
とおっしゃってはいたのですが、それはそれで面白いですよね:^^

そんな過程があり、この日を迎えました。

子ども育ては大人の責任

時間通りに来たのは飛び入り参加、「ごはん大好き」という部活のコたち。
それでも、ごはんが炊ける間に少しづつ人数が増えていきました。

「話は良いよ・・ おなかすいた」
となんだかかわいいことを言いながら集まりだし、そこへタイミングよく
ごはんが炊けたので、おにぎり作りに入りました(笑)。

問題があるのは子供の行動ではない、大人の接し方

日頃、あまり時間を共有しないかもしれない面々が
一緒になっておにぎりを作っている光景がほほえましくて。

じつに10種類ほどの具材と3升ものごはんを用意していたので、
みんな思い思いにたくさんのおにぎりを作っていました。
気にしてくださっていた学校の先生方も顔をだしていたので
「○○に」と他の人の分もおにぎりを作ったりしている姿に、
周りの大人の方々の喜ぶ笑顔が溢れていました。

おにぎりを乗せる皿を可愛くしてみたり、
昆布やかつおぶし、ふりかけやゴマで顔を作ることができることや
海苔が器になっていて、それごと食べることができるものなど、
子どもだけが対象ということおあり、楽しそうなことへ
重点を置き、バリエーションを増やしてみたのですが、
「へぇ~」「ほんとだ、可愛い!これがいい」などと喜ぶ姿を見ると、
ちょっと頑張って良かったな・・と、ふと感じたものです(▽//)

お米講座はどんなパターンでも開催できます

前に、他の中学校でのキャリア教育の際。
私の波乱万丈な子供時代の話をしたのですが、
それを少しその子たちにも話していきました。

素直におにぎりを「おいしい」とは言いませんでしたが(笑)、
楽しそうに時間をすごす姿を見ていると、
ここに足を運んできたこの子たちは大丈夫、という確信が生まれていました。

今回主催してくださった担当の方が、第2弾・第3弾なども考えているようなので、
住む地域は違いますが、私なりに、この子達も含めて「子育て」していこうと
思っています。

子ども達は、いつか、今住む地域を離れていくかもしれませんが
今日この時間を、みんなで食べたおにぎりの味を
何かの瞬間にでも思い出してくれると嬉しいです。

それが、私の考える食育であり
「記憶に残る味」なのですから。

TPPなどのさまざまな「食」を取り巻く問題がありますが、
どれも大人でも少し難しい問題だったりします。
しかし、こういう風に
「食べるって面白い」
「作るって楽しい」
というところから興味を持ってもらえれば、
いつかその問題に向いてくれる時がくるかもしれません。

「おいで~♪ おいしいごはんあるよ。
とりあえずみんなでおにぎり作ろう」

そんな呼びかけも、アリ、ではないでしょうか。