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お中元はお米|沖縄の旧盆

お米マイスター
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おはようございます。
沖縄の五ツ星お米マイスター、渡久地奈々子です♪

沖縄にとってのお中元は、
旧盆にお仏壇にお供えをする欠かせないもの。
(沖縄では、お盆は旧暦で行うのが一般的です)

正月に帰省しなくとも、4月から5月にかけての清明祭と並ぶ
「お盆は帰ってきなさいよ~」というほどのイベントでもあります。

旧盆と芸能

沖縄では、この旧暦のお盆3日間の呼び名がありまして。
盆入りを「ウンケー」、 中日は「ナカヌヒー」 、
最後の日は「ウークイ」と言います。

しかも。

この旧盆には小さい子どもから大人まで楽しみな芸能文化が
「エイサー」。
今では東京の新宿や中野でも行われるようなので
以外と名の知られてきたと思われます「エイサー」も、
もともとはこの盆に祖先の霊を送り出すためにできた芸能。
(本土では「盆踊り」があるけど、それに近い文化だと思います)

そのエイサーでは、旧盆に青年会がエイサーをしながら
各地区を練り歩く「道ジュネー」というのがあるのですが、
音が聞こえてくると、みんな家を出てエイサーを見に行きます♪

沖縄のお盆のお話は、また後ほど綴りましょうね。
私たちは小さい頃から見ている風習が、
もしかするとなかなか奇異なるものかもしれませんので(笑)。

そのお盆での贈り物は、ほぼお仏壇に供えるためのものです。
なので、このお仏壇を持っている本家には
大量なお供え物が集中します。。

旧盆とお米|お中元

沖縄でのお中元ギフトも多様化してきたのを
店頭を見ていると痛感します。

それでも、けっこう変わらない人気な定番は

・ビール
・かつおぶし
・そうめん
・お菓子
・ツナ缶

に並び、「お米」がランクインしてまいります^^

さきほど、
「お仏壇を持っている本家には
大量なお供え物が集中します。」
とお話しました。

なので、日持ちする物や日用品などが多く選ばれている
ということで、『お米』も人気な贈り物の1つなんです。

このお話をすると、たいてい本土の方は驚かれます。
そして沖縄の私たちは、その反応に驚きます(汗)。

「せっかく人にあげるもんだのに。
毎日食べるからおいしいのが良いさ~。

だ~、ねぇねぇ、おいしいのからちょうだい。」

そんなことを言ってくれる沖縄のおばぁちゃんは
今でも本当に多く、私には嬉しく思います。

“あげるもの(贈るもの)だから、おいしいものを”。

その言葉を聴きながら思ったことがありました。

「お米1粒には、7人の神様が宿っていると
 言われています。

 毎日家族が食べるお米。
 日本の、沖縄の食卓を支えるお米。

 贈った先のご家族が、新たな1年を幸せに過ごせるように
 その1粒1粒に宿る神様たちに
 心と願いをたくして。 」

沖縄の贈り物と言えばお米。
毎日食べるものだから、というキモチ。
喜んでほしいから良いものを、というキモチ。

そんな温かいキモチが込められた贈り物「お米」。
「おいしいね♪」

喜んでもらえる理由が、ココにあると思います。

今年の旧盆は、8月8・9・10日にあたります。

「お盆は海に入らないよ~・・・」

(引きずられる、と言います▽//;)