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「噛む」ことの大切さ

噛むことの大切さとは、どういうことなのでしょうか お米マイスター
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こんにちは。

昨日、今日と各地で入学式や入園式が執り行われていますね。
私ごとではありますが、ウチも息子が高校へ無事入学しました^^
商業高校なのですが、こちらの学校では毎年「模擬デパート」という
学校一の大イベントもあります。

生徒が株主となり、商品構成から取引、仕入れ、企画販売、決算などなど・・
すべて生徒が主体となり、商品の販売を経験していきます。
昨年は20周年ということでD-51やアイモコ(ローカルでは有名です:^^)など
かなりのBigイベントとなり、2日間で8000人の来場者を記録したそうです。
そんな高校、上の娘が通っていたのですが、まさか同じ学校へ行くとは思いませんでした。

高校生になると、今までの給食がなくなりお弁当生活へ突入します。。

毎日のことなので、なかなか大変ですが、ともすると子供たちは、
菓子パンなどを主食にしてしまいます(汗)。

以前聞いたことがあるのですが
菓子パンや、フライドポテトのみなど・・
その状況はけっこう危惧すべき状態だと感じています。

イベントの多い学校なので、ともすると食べる時間もないほど
忙しいと話していたのですが、そんな「食事」としての時間。

大人でも時間がないと食べなかったり、かきこむように
おなかに入れることも多いのではないでしょうか?

子ども世代でも、たとえ時間はあったとしてもある問題が起こっています。

それは「噛む回数の減少」です。

噛むことの大切さとは、どういうことなのでしょうか

「噛む」ということが失われつつある現代社会

時代がすすむにつれて、やわらかく食べやすい加工食品が
多く出回ってきてますよね。
昔からあるものだと缶詰やレトルト食品。
今、それが進化して骨の無い魚は賛否両論の旋風を巻き起こしているようです。

もちろん、小さいお子様をお持ちの“今、便利!”と思う世代であれば
これほど子どもに喜ばれ、骨を除く手間もなく楽なものはないかもしれません。
ちょっと前であれば私もそう思ってた側かもしれません。

やわらかいものが増えた=噛む回数が減る ということで出てきた新たな問題とはどういうものなのか?

まず、「噛む(咀嚼)」が身体に及ぼす影響についてお話ししますね。

肥満を防ぐ
よく噛むと脳にある満腹中枢が働いて、私たちは満腹を感じます。
よく噛まずに早く食べると、満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまい、その結果太ります。
よく噛むことこそダイエットの基本です。

味覚の発達
よく噛むと、食べもの本来の味がわかります。人は濃い味にはすぐに慣れてしまいます。
できるだけ薄味にし、よく噛んで食材そのものの持ち味を味わうよう、心がけましょう。

言葉の発音がはっきり
歯並びがよく、口をはっきり開けて話すときれいな発音ができます。
よく噛むことは、口のまわりの筋肉を使いますから、表情がとても豊かになります。
元気な顔、若々しい笑顔はあなたのかけがえのない財産です。

脳の発達
よく噛む運動は脳細胞の動きを活発化します。
あごを開けたり閉じたりすることで、 脳に酸素と栄養を送り、活性化するのです。
子どもの知育を助け、 高齢者は認知症の予防に大いに役立ちます。

歯の病気を防ぐ
よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします。
この唾液の働きが、 虫歯になりかかった歯の表面をもとに戻したり、
細菌感染を防いだりして、虫歯や歯周病を防ぐのです。

がんを防ぐ
唾液に含まれる酵素には、発がん物質の発がん作用を消す働きがあるといわれ、
それには食物を30秒以上唾液に浸すのが効果的なのだとか。
「ひと口で30回以上噛みましょう」 とよく言いますが、よく噛むことで、がんも防げるのです。

胃腸の働きを促進する
「歯丈夫、胃丈夫、大丈夫」と言われるように、よく噛むと消化酵素がたくさん出ますが、
食べものがきちんと咀嚼されないと、胃腸障害や栄養の偏りの原因となりがちです。
偏食なく、 なんでも食べることが、生活習慣病予防にはいちばんです。

全身の体力向上と全力投球
「ここ一番」力が必要なとき、ぐっと力を入れて噛みしめたいときに、丈夫な歯がなければ力が出ません。
よく噛んで歯を食いしばることで、力がわき、 日常生活への自信も生まれます。

8020推進財団引用

こういった質問があります。

『 なぜごはんをよく噛むと 甘く感じるんですか? 』

“渡久地さん、それ何の関係があるとです?”、と聞こえてきそうですね。
ちょっとお話していきます。

「噛む」ということ

お米の成分の8割くらいはでんぷんでできています。
お米を炊くと、お米のでんぷんは消化のよいでんぷんに変化します。
ごはんをよく噛むと甘く感じるのは、ごはんのでんぷんが口で出る唾液に含まれる
消化酵素の働きで「マルトース(麦芽糖)」と呼ばれる甘い糖に分解されるからです。

食べ物は口に入れたら30回ほど噛むのが良いとされています。
実際、そう言われてきた方も多いのではないでしょうか?
私が小学生の頃、先生に「牛乳も30回だよ~」といわれ
限られた時間内でどうやって完食しようか悩んだのは、懐かしい思い出です。。

最近ではやわらかい食べ物が多くなってせいで噛む回数が50年くらい前に比べて
半分ほどになってしまったと言われています。

唾液の分泌を促す「噛む」ということの効果

噛むということは唾液の分泌を促します。

これ、実は虫歯を防ぐ効果にもつながるのですが、
先日聞いたところによると、この唾液の分泌は非常に大切口の中を湿らせることによって、
舌の運動を滑らかにして発音を助けたり、口の中の微生物の生育を抑制して、感染症にかからないように防いでいるそうです。

唾液の出なくなる病気にかかると、あっという間に
全部の歯が虫歯や歯周病になってしまうこともあるというから怖いですよね💦

ところで、近年、唾液の作用で注目される研究が発表されました。

食品添加物などに多い発癌性のある物質も、唾液に30秒間つけると、
その発癌率が10分の1になるというものです。よく噛みよく咀嚼して、
食べ物と唾液がよく混ざりあうことが、癌予防にも役立つことがわかったというものでした。

下顎をしっかり動かして咀嚼すると、反射的に唾液の分泌が増加します。
また、よく噛んでゆっくりと食べ物を味わうと味覚の働きで、
反射的に唾液がたくさん分泌されるという仕組みになっているのです。

ちょっとわかりにくかったらごめんなさい(汗)。

よく噛むということは、ごはんが甘く感じることができるだけではなく、
噛むことで得られる大切な効果がたくさんあるということを覚えていてほしいのです。

もちろん、私としては「ごはんをよく噛むことで美味しさを見つける」ということも
重要視してほしい気持ちもあります。
噛むことで得られる効果の1つ、「味覚の発達」です。

お米(ごはん)は、しっかり味わうといろんな感覚が生まれます。
・やわらかさ
・香り
・弾力
・粘り
そういうものに気づいていくと、「食べる」ということが楽しくなるし、
味わってみようということに繋がります。
(併せてこちらも読んでいただければと思います。
日本人は食べる楽しさを知っている

味わう、ということはそういうことではないでしょうか。

ご飯をよく噛んで食べなさい、とはよく聞く話。

噛むことで得られる健康の大切さ

噛むということで満腹感が得られ、ダイエットに効果があるのは有名ですが、
実はよく噛んで食べることは身体にすごい効果をもたらしているというのを、
今回のお話しで少しでもお分かりいただけたら嬉しく思います。

脳の働きを活発にするほか、虫歯予防や、ガン対策、小顔効果、
胃腸の働きをよくするなど、「よく噛む」ことで様々な効果が得られるのなら
「噛まなきゃもったいない」くらいではないでしょうか^^
ごはんの味をきちんと味わうためにも、カラダの健康のためにも
ごはんは良く噛んで食べるのがいいですね。

「よく噛む」ということを、ご自身のみならず、みなさんの家庭でのお子様への教育にもぜひお役立てください。
食べ物を噛むということができるようになる乳児から大人まで、「噛むことの大切さ」に変わりはありません。

⇒出典ダイエットに小顔効果~NEVERまとめ
⇒出典よく噛むことの8つの効果~日本歯科医師協会

そういえば。。

先に出てきた骨抜きの魚。
骨がひっかかると危ないからという親心もあるかもしれませんが
危険を全て目の前から取り除くということが
果たして子ども達にとって良いものなのか?という
問題提起もありました。

今、周りを見渡すと
自分で考えなくても良い状態になることが可能な環境が多くないですか?
いろいろ自動でおこなってくれる家電類もそうかと思います。
びっくりするほど便利で様々な機能がついてる。
でも、同時に考える力を失いつつありませんか?

最近、脳に汗をかくくらい考える時間を持った方は
どのくらいいるのでしょう?

記憶しなくともインターネットで必要な情報は出てくるし
PCに打ち込んでおけばいい。
脳に汗をかくくらい考える人たちが
考える機能を奪うようなものを生み出すことで
何か操作されてる気がして、ちょっと気持ち悪いな・・と感じるときが
あります。
確かに、便利になっていくことで違うことをする時間を
生み出すことも可能になってきました。
私だって、そう言ってるそばからこのように伝えたいことを、自由に発信しているのですから(笑)

なので、これを読んでくださってる皆様には、「これは私に必要な情報なのか?」ということも含めて、
読み終えたあとには、ちょっとだけ自分に問いかけてほしいと思います。