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私の愛したお米

お米マイスター
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(2009年9月撮影。すみません、ぼやけています:^^)

「これ食べたら他の米食べれないよ」

私の師匠とも言うべき米生産農家さんのお米を愛食している方々は
口をそろえて話していたのは今でも強く記憶に残っています。

この根強い人気は何か?

そこには生産者の深い想いが込められ、その想いが味わいや品質となっている
としか私には思えない部分がありました。

「石黒さんのお米」の誕生

私が15年間愛し続けているお米は宮崎県で栽培されています。

以前訪れた宮崎県高崎町は、緑に囲まれた静かな土地が広がる豊かな場所でした。
そこで米農家を営む師も、かつては慣行栽培をしていた一人。

しかし、農薬散布時期の悩みがついてまわったといつも話してくれていました。

昼は蒸気で農薬の成分がとんでしまうので、作業が朝か夕になるそうで、
使用する側もきついことで、この時期は仲間や奥様との喧嘩になることも
多かったそうです。

その時、新聞でEMの先駆者である比嘉先生を知ることになったそうです。
当時、畜産のニオイ対策で率先してEMに取り組んでいた高崎町で
師の学びと実践がスタートしたのでした。

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「この農法に切り替えて13年、資材集めは大変だが
お客様から“おいしい”との電話をいただくのが何よりも励みになるし、嬉しい」
と話す師には
「どうしたら(厳しい環境や虫などの被害に)耐えられる稲を作れるか」
が常に頭にあり、日々“力をつけさせる栽培”を目指していました。

「毎日欠かさずつける日誌がすべてにおいての良い判断材料になっている。
EM栽培は抗酸化作用で土地を肥沃させる素晴らしいものだ。
安価な米が主流な中、そこにあるからくりに気付いてほしい。
消費者の方にも米に関する知識や理解がもう少し欲しい。
米1日1杯がいくらになるのか・・・」

そんな言葉を直接聴くごとに
私自身の「米の普及」や「学び」がスタートしたのです。

根強いファンのできるお米

「おいしいごはんが食べたい」

それは、昔から変わらない日本人の食への想い。
お米も奥が深く、産地・品種・栽培方法でも味が変わると言われていますし
私も実際、そう思います。

そして“ 田んぼが変われば味が変わる ”と言われるほど、
お米は実は繊細な食物なのです。

冒頭からお話している師匠のお米でもそうなのですが、
同じ産地の同じ銘柄でも、ごはんにした時の甘み・香りなどが違うのを
目の当たりにしてきました。

そう、このお米の特徴として、九州産で根強いファンがいる理由は
そこにもあると考えています。

通常、米どころとして挙げられるのは主に東北などの寒暖の差があるところです。
もちろん、今でもそこの人気はあるのですが
「一番おいしいお米はどれですか?」
と聞かれて即答できるのは、今でもなお師匠のお米なのです。

甘み香りはもちろん、つやも違う。

なにより、ひのひかりという品種自体が硬めに炊いてもやわらかめに炊いても
オールマイティにいろんな料理にも合うという特徴も併せ持っているからなのかもしれません。

米にはやわらかめに炊いてその旨さを発揮する品種と
どちらでも大丈夫なタイプがあります。

それに合わせて、和・洋・中に適した米、細かく言えば
おにぎりに合う米・寿司に合う米・丼に合う米・・・

ダイエットに合う米といえば、さらに興味を引くのでないでしょうか(笑)。

また、人それぞれ「おいしい」と感じるポイントが違う、というのも
ぜひ覚えておいてほしいと思います。

人には五感があり、そのどの部分で物事を強く感じるか、
という優位性というものがあります。

同じものを試食していただいても
「このごはん、つやが綺麗ですね。形もそろって良いですね。」と褒める方。

「良い香りですね。」と堪能する方。

「食感やのどごしが良いですね。」と褒める方。

そう、見た目でおいしそうと思うか、香りに吸い込まれるのか、
歯ごたえが素晴らしいと感じるのか、また、中には銘柄や産地情報に興味を持ち、
「このお米は良い米だ。おいしいぞ」とおっしゃる方もいるかもしれません。

実は、そのどれも間違ってない、ということ。

その違いがあるために、一般的に「おいしい」とすすめられる米が
あまりおいしいと感じないとすると
「実は自分の好みに合わない、自分がおかしいのか」
と悩む声を聞いたことがあります。

その個人の違いを満たすことができるのも
師匠のお米の大きな魅力であり、チカラだと思います。

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想いをつなぐお米のリレー

EM米生産農家として私の尊敬する方の、お米の食べ方は、
当初、けっこう驚きました。

「あまり洗わないで、2~3回ですませてください」というもの。

精米したお米の表面には米ぬかというものが付着しています。

その米ぬかには、ビタミンをはじめとした栄養素が多く含まれています。

米ぬかの成分が化粧品に使用されていたりボカシ(肥料)としても人気があることで
納得していただけるかと思います。

EM米自体、米の持つ甘みなどを損なわないように、あまり圧をかけずに精米していました。
あまり洗わないで・・ということにはその米ぬかの栄養も旨みも頂くということに繋がるのです。

ここまで言い切る生産者はなかなかいないと思います。

そこまで言い切るには、安心できる安全な品質のものでないと
オススメできません。

EM栽培により、栽培期間中農薬不使用で育て、雑草も人手で取り除き、
籾殻を除いた玄米を15度ほどの低温倉庫で保管し管理していく。

当初はかなり他にないことばかりでした。

そうすることで、年中通して安定した品質と食味が保たれ
お米に適さない高温・多湿で起こる虫害・過乾燥・夏場の多湿によるカビなどの恐れなども
防ぐことができるのです。

なので、私達も同じように低温倉庫で保管・管理し、
細心の注意を払ってお客様のもとまでお届けしていました。

米は精米したときから劣化がはじまる

お届けするまでの日数や時間をいかに短くできるか、ということを配慮したのには、
米ぬかまでも味わっていただくためには酸化しやすい米ぬかが新鮮でなければなりません。

最適な状態で、最高のタイミングで、それをつなぐためには
扱う店舗さんの理解や協力もあったうえで成り立つものでもあります。

EM米は、そうした「おいしいお米を食べてほしい」という皆の想いをつなぐリレーでもありました。

来沖すると、政局が替わってからの動きや今の状況等をお話くださいます。
石黒さんとお話していると、いつもほんとに温かい気持ちになりました。

そして「一生懸命」が伝わってきたものです。

石黒さんは卸先のお客様の好みで精米方法を変えています。

機械メーカーさんのお勧めよりも
”おいしい状態”にこだわり 低温で精米できるように心がけていました。

そんな細かいさまざまな心がけを
私達はここ沖縄でひきついで行こうという想いでいっぱいになり、影響を受けてきました。

“ 稲のきもちになる ”

そう強く優しくつぶやいた一言が、今でもココロに焼き付いています。
その言葉が私の原点の1つでもあるのかもしれません。

私がお話してきた中では
「良いものを作る生産者の責任、良い状態で提供する届ける側の責任、
そして、食べる側には美味しく食べる責任があります」

と伝えてきたこともあります。

どんな高価な米でも、もちろん特別に栽培された米でも、炊き方などの
扱い方1つで、その米の持つ本来の良さを損ねる場合があるからです。

食事とは記憶であり、小さいときに感じた「おいしさ」はずっと続きます。

単に空腹を満たすだけでなく、そこから幸福を感じることができるのは私達人間だけです。

炊きたてを上手に保存しておけば、すぐ食べることが可能ですし、
ちょっとしたおかず・副菜などを添えてあげれば立派な食事になるというのは
お米とは、実はすごく「使いやすい食材」なのです。

今回、何度かに分けてお話させていただいているEM米は
米本来のもつ旨さを発揮できるお米であり、カラダにもやさしいし
多彩なメニューに合う食材として、心からオススメできるものです。

そして、私はその生産者の想いを次世代へ継承していくことにほこりを感じてきました。

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( 宮崎県 石黒さんの田んぼの1つ )

お米の「これから」

情報が溢れる中、何が正しいのか混乱する場合もあります、
その中で、私達届ける側がきちんと内容を把握して
状況やライフスタイルに合うことを判断し伝えることこそ使命と考えています。

「おいしいごはんを食べたい」本当に多く聞く声です。

「食べられればいい」という方も、実は自分なりのおいしさの基準を持っていて、
それと違う結果だと購入を控える・・それは確実に美味しさを求めていることなのだと思います。

未来を担う元気な子ども達を育むためには、私達大人が元気にならなくてはいけません。
覚えていてほしいことがあります。

-私達大人は食べるものを自分で選ぶ。

だけど、子ども達は“大人が選んだものを口にする”のです-

ということ。

本土とは違う米文化を歩んできた沖縄。
それを本土の基準に合わせることで生じてきたズレがあります。
しかし、確実に「米」や「食」に対する意識は変化しています。

小学校での単元の取り組み・学校給食の米飯食への移行・
外食産業の米へのこだわり・・・

「主食」というと、私達はあたり前に「米」と答えていると思います。
しかし、パンやパスタが主流であろう国では、そう答えないのがほとんどだそうです。
それは、主食という概念がないからだ、と言われています。

そう、これは日本人特有の概念なのです。
粒食で噛む、ということでの腹持ちの良さ、朝ごはんへ取り入れたときの
ブドウ糖の効果、日本食として組み合わせるお味噌汁や野菜・豚肉との優れたバランス。

食の細分化が進み、沖縄でもかなりのバリエーションが広がり、簡単に手に入ります。

しかし、自給率41%という哀しい現実の中、唯一100%へ持っていけるお米を
一日一度は口にしてほしいと願っています。

環境を循環させ、自然と共存していくことのできるEM栽培、
そこで得られる自然の強さと米の持つ本来の旨みは、真の価値ではないでしょうか

20世紀は開発の時代と呼ばれ、21世紀は環境の時代と言われています。

国の政策として、

・資源環境型の構築
・環境保全型農業の推進
・自然再生推進法の制定

などが掲げられてきました。
自然を尊重し、法則に従った農法と高い評価を得、土の性質を活かし、
チカラを最大限発揮させるEM栽培。

生産者への健康被害、土壌・環境汚染の原因の1つにもなり、
土が酸化し、農作物の病気がふえ、作物を害虫に弱い体質にしてしまうといわれる
化学肥料・農薬を使わず、土を豊穣にするため、発酵堆肥などの
有機物・有用微生物を活かし、「環境循環型農業」であり
無農薬・無化学肥料でも高収量・高品質を目指し続ける農家の日々を心から応援しています。

環境問題に直接関わることが難しくても、実は〝こういう商品を選ぶ”ということも
環境を守ることへの1歩だと思います。

どれだけの人がCO2削減・燃費を考えたエコカーに切り替えたでしょうか?
エコカーに乗りながら、普通の食品を選ぶエゴから切り替えていきませんか?

そのなかには間違いなく「おいしい」家族の笑顔が増えますよ。

<EM栽培米ひのひかりのご注文お問合せ先>
〒889-4503
宮崎県都城市高崎町縄瀬1678-12
0986(62)0430
代表者 石黒富雄さん

または、コメントにて私へご連絡ください。