去った6月16日~18日の日程で、ムスコの通う高校のPTA会長・副会長・
渉外担当の先生・私の4名で、第60回九州地区高等学校PTA連合会大会
おんせん県おおいた大会へ参加することができました。
せっかくなので、以下、大会参加報告レポートをもとに書かせていただきます^^
この大会は各高等学校でのそれぞれの活動発表の場となっており、
- 第一分科会「青少年の健全育成とPTA活動」
- 第二分科会「進路指導とPTA活動」
- 第三分科会「グローバル人材の育成に向けて」
と、各分科会でテーマが設定されています。
PTA活動とは、自らの子どもや学校だけでなく、
広く社会の発展につながることが大切で、私たちは今まさに次代を担う
大切な存在を育てているという自覚と責任が必要だということは、
言うまでもありません。
しかし、目まぐるしく変化する現在の社会は、子どもも大人も将来に不安を抱え、
生きる指針や方向性を見出しにくい時代ともいえるのではないでしょうか。
「子は親の鏡であり、社会の鏡である」と、昔から言われていた言葉があります。
未来を担う子供たちがたくましく生きるチカラを身につけるには、
まず私たち大人が手本となる必要があるということ、忘れがちになっては
いないでしょうか。
このおんせん県おおいた大会は、予測しがたい10年後、20年後の
社会や産業の構造変化の中を中心世代として生き抜いていかなくてはいけない子ども達に、
伝えなくてはならないもの、ともに考えていくことは何かなどの「きづき」、
さらに家庭、学校、地域があたたかい信頼関係のもと、子ども達が安心して学べる環境、
夢をもって羽ばたくことができるような社会を「築き」、
子ども達の背中を押せる「kizuki」の場となることを目指し、
今回「kizuki!こころと未来~新しい時代を生きる子どもたちに~」とのテーマのもとに
開催されました。
本校は第一分科会での沖縄代表としての発表校としての参加でした。
将来を担う子ども達が、健やかに心豊かでたくましく成長を願うことは、
どのご家庭、教職員、地域みんなの願いでもあります。
しかしながら、家庭の教育力の低下、携帯・スマホ等のネット社会や様々な側面での
格差社会、子ども達が被害者ともなりえる事件やいじめ、不登校などが
社会問題となっています。
そうした中、家庭教育、社会教育機能を向上させ、十分に発揮するようになるには、
子ども達に伝えるべきことは何なのかを今一度考え、気づく必要があります。
家庭・地域・学校が、それぞれの果たす役割を認識し、連携を図るため
PTA活動における研修を通じて理解を深め、協議していきたいという狙いのもとに、
この第一分科会は「青少年の健全育成とPTA活動」での発表は行われます。
本校会長は『生徒・保護者・教職員との「信頼関係」の確立』というテーマのもとに
発表を行い、月1回の役員活動で顔の見える関係づくりや、
生徒主体で盛り上がるダンスフェスティバルなど、
“できることから1つづつ”という姿勢が高く評価されました。
大会開催の地での高校生によるアトラクションでは、
大分県立芸術緑丘高等学校によるアンサンブル、大分県立由布高等学校の
郷土芸能部による庄内神楽が催され、その完成度の高さに心打たれました。
記念講演では、全日本女子バレーボール アテネ・北京オリンピックで監督を務めた
柳生晶一氏を迎え「人生、負け勝ち」という演題でのお話しを拝聴しました。
「何かやろうとしたら必ず壁がある。それはとくに人間関係で現れる。
しかし、その経験はいつか必ず価値となる」という言葉が胸に残っています。
これからの時代、将来予測として今後10年から20年で47%の仕事が自動化されると
予想されています。
また、小学校に入学した子どもの65%は、現在存在しない職業に就き、
頭脳労働はコンピューターによって代替されるとも言われています。
そうした中、「目の前にいる子ども達に、どのような力を培ったらよいのか」
「夢や目標を持たせるにはどうしたらよいのか」を、
多くの同じ活動をしているPTAの方々が、どのように考え、どのように活動して、
どのように手を取り合っているのかを考え、見つめ直す機会となりました。
私どもの報告する内容はどうしても1部であり、
今話す内容は、私のフィルターを通してお伝えするものです。
たくさんの方の参加により、多くの見方・考え方を集め、それをさらに
この具志川商業高校や地域、ご家庭に持ち帰って活用していただくことができます。
ぜひ、今後多くの方々にも、このような機会がありましたら、
時間の許す限りのご参加をしていただきたいと、心より願っています。
翌日、帰沖する前には太宰府天満宮へ立ち寄らせていただきました。
太宰府天満宮は、菅原道真すがわらのみちざね公の御墓所ごぼしょの上にご社殿を造営し、
その御神霊おみたまを永久にお祀りしている神社です。
「学問・至誠しせい・厄除けの神様」として、年間に約700万人の参拝者が
訪れているそうです。
大きなクスノキにパワーをいただき
豊かな自然に触れることができ、
あちこちに大きな紫陽花が見ごろを迎えていました。
広い境内ではクス、梅、花しょうぶが四季折々の香りを漂わせるそうです。
幻想的な光景も目にすることができました。
この太宰府天満宮は実に中学校の修学旅行ぶりくらいに訪れたのですが、
あの頃とは確実に違う目線で参拝させていただきました。
「梅」を施した食事は見事でしたよ。
そうそう。。
道程にあったスタバが面白かったです。
昨年の九州大会参加のご報告内容です。
→「第41回 沖縄県高等学校PTA研究大会」in宮古島
→第59回 九州地区高等学校PTA連合会大会in長崎県