よく描きます、透明の米袋にお絵かき♪
手描きの米袋、お子さまの自由研究にいかがでしょうか^^
相変わらずの突然スタートで失礼します、こめななです。
自由研究。
夏休みと浮かれる子どもと頭を悩ませる親が多いようですね・・。
我が家であれば「自分のコト」でヒントのみで放り投げます(笑)。
ただ1度だけ、自由研究を手伝ったことがありました。
私がお米の世界へ入った頃で、私自身がまとめたかっただけというのも
あったりなかったり。
その自由研究で提出した課題は、当時の先生に高く評価をいただき、
結果、学校から戻ることはありませんでした(学校へ提供しました^^)。
今回は、本来であればこの内容で講座を開催したいという想いをこめて
自由研究に使えるかもしれない!という内容でお届けしますね。
参考になれば嬉しく思います。
自由研究とは
そもそも自由研究とは何ぞや?
自由研究とは、児童・生徒が自由に多様な事項を研究することであり、
次のような意味合いがある。
大正自由教育運動の中で新しく誕生した新教育の学校(例えば、成城学園、玉川学園など)で始められたこどもたちの関心と体験に重きをおいた学習活動の時間のこと。 日本における自由研究の源流とされている。
自由研究 – Wikipediaより
「こどもたちの関心と体験に重きをおいた学習活動」
なるほど、でした。
本屋さんやTVでも、子どもが簡単に真似できる自由研究の事例を紹介していますが、
自由研究が何か?ということを伝えているわけではないのでモヤッとしていたのです。
自由研究は、好きなことを調べたり作ることのようで、
・牛乳パックなど身近なものをつくった工作
・インターネットや辞典をつかって知識を調べて書く
・簡単な理科の実験をすること
が多く存在していますね。やらされている感からなのか、
同じようなものが多く存在してはいませんか?
本来の目的に沿っていくのであれば、
・自分が知りたいこと(不思議に思っていること)
・今までやっていないこと(多くの人がやっていないこと)
・身近でできること(どこかにいかなくてはいけない、では元も子もありません)
特に“身近でできること”は重要だと思います。
そもそも、子どもの考えや感性から出たものでなければ、
「宿題」として成す意味が分かりません。
宿題の量が多いのであれば、それをどうこなすかを考えさせてください。
手伝うことが当たり前になってしまうと、たぶん後々後悔シマス。
さて、話を元に戻しますね。
自由研究で求められることは、自分の考えを持つことや普段の学習との違いを感じることもあるのではないでしょうか。
ということで、こめなな流の「お米自由研究」を考えてみました。
「お米」で自由研究
子どもが小学生の頃に手伝った自由研究の内容ですが、
5年生で農業などの学習時間があり、そこでお米に触れることがあります。
なのでチョイスしました。
籾・玄米・分搗き米・白米・米糠を小さなパックに入れて、
稲穂とともに張り付けての展示物を手伝ったわけですが、
子どもの方は、全国のお米の種類やどのようなお米が近くでは販売されているのか、
お米ができるまでなどをまとめていました。
あと、それに対しての感想です。
内容は単純ですが、教科書で習ったものと、
自分の身の回りにある実際のものがリンクすると、
子ども心に面白かったようですよ。
今はネットだけでも様々な情報が集まるので、それをリンクさせてさらに
奥深いお米の世界を調べることも可能です。
すごいですよね・・。
以下、「お米」を題材とした自由研究でどういうものが可能かをまとめてみました。
自由研究「お米」のヒント
お米の歴史
他に、おにぎりの歴史や精米の歴史などを加え、自分なりにおにぎりを作ってみる
お米はどこから来ているのか
地元に田んぼなどがあれば、地域の方に稲作の一生を聞いてもいいかも
田んぼがなければ、家にお米が届くまでを考えてみる。田んぼ⇒精米業者(米屋)⇒販売店(スーパーなど)の経路を調べる
お米の産地
日本や世界まで広げても面白い
お米の銘柄
どこでどのようなお米が作られているのか
お米の栄養
玄米⇒分づき米・胚芽米⇒白米と米ぬかのようになっていくのですが、
それぞれの栄養の違いから、同じお米がこのように変化していくということを見ていく
それぞれの味を比べても面白い
お米の味比べ
産地違い(例えば、コシヒカリをいくつかの産地で比べてみる)
同産地品種違い(例えば、1つの県でいくつか作られているようだったら比較してみる)
別産地品種違い(産地や品種の違うお米を素直に比較してみる)
のように、いくつか比較のパターンがある
1つをこの中から決めていくと、ここにない疑問などが
展開されるかもしれないので、その時は、ぜひそれに沿っていってください!
お米の講座を小学校で行った際に、今でも記憶に残る質問が
「どうしてお米は白いんですか?」
でした。
初めて講座を行い、初めての質問、「まさかこう来るか~」という内容。
お米が白いのは当たり前だったので、考えてもいないことでした。
その時は即答できなかったので、調べて後日お手紙を出しました(笑)。
子どもが考える前に、「これはおかしい、こうしてみたら?」としないように、
もどかしいかもしれませんが、アドバイスは聞かれてからがベストです。
代わりにやってあげないでください💦
本来であれば、このような自由研究をアドバイスできる機会を
私自身でもち、教室などを開きたいのですが・・
いかんせん沖縄は旧盆時期と重なり、なかなか時間がとれません。
食育や心の教育、自発的な姿勢の教育など、実は様々なものに結び付くであろう、
自由研究という課題。それだけに、すごく歯がゆい思いでいます(泣)。
遊びの中で気づいたり、考えたり、工夫したり、表現したり、
そのような「心」が、日常の身近につながる機会になるように願います。