「玄米って何?」
最近店舗では、全店舗で玄米を扱うようになったこともあり
みんなの意識も変えようということも含めて
店舗によって白米や玄米の試食を行っています。
玄米販売にまだ不慣れなこともあり、
販売しながら学ぶという感じでしょうか。
それが、何かしらみんなの役にたつことになると
思っています。
さて、その中で、お客様の質問で
「玄米って何?」
と飛んできたのですが・・・
そこからスタートな方もいるんだと私自身も
気付かされました。
玄米って何?
玄米とは、簡単に言えば「精米をする前の米」です。
お米というのは、刈り取って乾燥させた後、
脱穀(だっこく)という作業で一粒一粒の米粒を覆っている
籾殻(もみがら)と種子である米(米粒)を分離します。
脱穀が済んだ直後の米は、米粒の周囲に「米ぬか」という薄い膜が張っています。
(この米ぬかはこげ茶色っぽい色をしているので、お米も茶色っぽい感じです)
この状態の米を「玄米」と言います。
この後「精米」という作業で「玄米」から「米ぬか」を分離することによって、
初めて私たちがスーパーなどで目にするような「白い」米になります。
これが「白米」です。
味や食感が良く食べやすいのは白米なのですが、
米ぬかには、さまざまなビタミンが含まれているため、
栄養があるのは「玄米」の方です。
ただし、玄米を普通の炊飯器で普通に炊いても、
玄米に付いている「米ぬか」が非常に固い膜であるため、
芯の残った出来そこないのご飯になってしまいます。
そこでポイントは“水に浸ける時間”になります。
約半日ほどを目安にできれば嬉しいですね。
長時間浸けた玄米は、やがてほっこり芽が膨らみ
「発芽玄米」になります。
次回、その発芽玄米の効果について
お話していきたいと思います。