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米から広がる想い

お米マイスター
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こんにちは。
すごい・・雨ですね(汗)
昨日とは打って変わっての急な変化で驚きです。

ここ西洲も、朝から雷が元気です。。
外回りの皆様、大変でしょうが運転などにも
お気をつけて。。

昨日、携わる職はちょっと違いますが
同じく農産物を扱う方とお話する機会があったのですが
去年の台風の影響が今も続いている、というのを聞いてびっくりしました。

本来であれば1月に採れるはずだった作物が
今出てきて、早くしないと本土の出荷と重なり価格が暴落してしまうとか・・

ちょっとお米と似てます。。
というのも、沖縄のお米は日本一早い新米“縁起物”としての扱いもあり
価格もご祝儀価格で少々高値で引き取られていくものです。

それが、本土の新米時期を迎えるととたんに人気が落ちていってしまう。
それまでが勝負なトコロがあるんです。

まぁ、それはさておき。

その方は離島の農産物も扱いがあるのですが
同時にお米も少し持っていました。

ただ

今の状態だと、しっかり腰を据えて扱うことができないし
しっかりと見ていられない状態に違和感を感じていると
話してくださいました。

すごくよく分かるんです。

農家さんの想いまでしっかり受け止めて
そこから販路を見出していく考え方がよく似ていて・・
だからこそ、ただの商品として流通させていくのは
主義に反するし、第一そんなんで出したくない。

「農家さんが笑って“作って良かった”っていう顔をみたい」

私達のような中間で流通させていく部分よりも
その先にある農家さんの「日々の苦労や想い」を知っているからこその
その方の決意を、私は黙って聞いていました。

分かるからこそ、辛いんです。

そのあとに
「誰にその農産物を渡していくのか、それが一番重要だと思っている。
ココロある担当者に繋いでいかなくてはいけない」
と。
どうしても手放さなくてはならない状態になったとき、
身を切られるような感じになりますが、
どうせどこかにお願いするのであれば、ぜひこめななサンへ・・というお話でした。

ありがたく思います。

同じような思いを私もしてきました。
それを実はその方は見てきてくださっていたので
このようなお話をしてくださったんだと思います。

「農家から大事にしていきたい」

その大きな決意と大きな想いを私が繋いでいけるかは
まだ分かりませんが、できるだけのことをやってみます。

沖縄が好きだから

沖縄を元気にしたいから

沖縄のものから大切にしていかなくてはいけないはずです。
自分を大切にできなくて、どうして他を大切にできるんでしょうか?
いつも自分に問いてることではありますが、
まずは足元からしっかりと固めていきたいです。

沖縄の県産米に目を向けられる環境になって僅か。
お恥ずかしいですが、まだまだ未熟です。
だからこそ、チャンスかもしれません。

いつもここに戻るということは
私にできること、私の課題がまだそこにあるということだと思っています。

「5年後に笑えるようにがんばろうね」
「おばぁちゃんになったら、今度は嫁とか孫の話でもしようね」

そんなことを言い合えるって、心強いし、うれしく思います。

農家さんや商品に想いを抱きすぎると
実はちょっと動きにくくなるんです。

でもね。

そんな自分の仕事に恋してしまった私のようなものは
仕方ありません、ビョーキですから(笑)。

お米の伝来ははるか昔にさかのぼります。
野生種だったものを、まず食べてみようと思い、
これから暮らす場所で自分達で作っていきたい、
そんな先人達の想いがあったからこそ、日本の米文化がスタートしたはずです。

もっと美味しくたべることはできないだろうか?

そんな先人達の想いがあったからこそ
たくさんの試行錯誤のもと、今スイッチ1つで簡単にごはんを炊くことが
できるようになったはずです。

もっと美味しいお米を作れないか?

そんな先人達の想いがあったからこそ
日本では日々、品種改良を重ね、今たくさんの銘柄に恵まれているはずです。

一番最初に何かを立ち上げた者。
一番最初に起業した者。

みんな夢を抱き、築き上げてきました。
想いだけでは進めませんが
想いがなければ耐えることはできません。

それはお米だけではなく
たぶん全てにおいて当てはまるのではないでしょうか。