オキナワン農村風景、とでも言うのでしょうか
その数なんと2000種類!
・・・ぜひその全てを味わってみたい衝動に駆られます(▽//;)
お分かりいただけるでしょうか?
きれいな一面ではないのが確認できるかと思います。
これ、同じ時期に植えて見事にバラバラなんです。
2000種類を一列ごとに植え付けしているので
こういう状態になります。
すごく貴重だと思ったのは今では米品種大全という本にも載ってない
「蓬莱(ほうらい)」という品種の稲もあったんです!
沖縄でもともと作付けされていた蓬莱、これ台湾の在来種に日本の品種を
かけあわせたらしく、ネット検索するといろいろでてきます。
(また、次の機会にお話ししますね)
背丈が高く、風どころかけっこう繊細ですぐ折れてしまうので
大変だったなぁ、とその場に居合わせていた農家さん達は
口をそろえておっしゃっていました。
いつも勉強させていただいている先生と、それに興味を持って
くださった農家さんをご紹介するためにお伺いしました。
しかしながら、まだまだ改良のスタート段階で少し時間がかかりそうで
農家さんには“これから”を楽しみにしててほしいと思います。
私は、いつものお礼にせめて稲刈りをお手伝いしようと
ムスメの中学の時のジャージ上下とサージで参戦(▽//)
列ごと、束ごとにきちんとわけて印を入れていく作業となります。
なので、機械で一気に刈り取りではなく
昔ながらの稲刈りのように鎌で丁寧に刈っていくのです。
そこで出逢ったカメムシたち。
↑ 見事に同化。見つけられますか??
↑ けっこう大きめの彼。
↑ アリのような、こちらもカメムシの一種。
カメムシはまだ中身の固まってないお米を吸ってしまいます。
そして、その刺し後が黒い斑点になってしまうのです。
毒だとかではありませんが、見てくれが良くなくなってしまうので
今ではこれをはじくための機器も発達しています。
昔見ていた“島米”は、当たり前のようにこれが入ってて
特に違和感なくこういうもんだと思ってた記憶があります。
カメムシ以外にも、同じように固まってないお米を吸ってしまう
すずめよりも小さい鳥(まだ確認したことはありませんが)や、
いもち病などからも守っていかなくてはいけません。
これからの季節だと「台風」もありますね。
助手の方や、他にもお手伝いに来てくださってた方々と
時にいろんなお話をしながら
時間はあっという間に流れていきました。
やっと作業にも慣れ、手際も良くなったであろう頃に。。。
日が落ちてきてしまい、タイムアウト。
時間にしておよそ5時間、学びながら体験までさせていただいて
嬉しかったです。
ごはんを伝えることができても
その根本の稲の状態や田んぼのお話は良くわからないでは・・・ね^^
ただ、体力はますます必須条件になりました(笑)。
いつか、こめななの田んぼができるようになったときに
希望する方がいれば一緒に作ってみたいですね。
本土のあるお米屋さんの商品のラインナップに
「000の女性部が作ったおこめ」をいう感じのネーミング商品がありました。
けっこう憧れます♪
農家側を知れば知るほど
米の歩んできたその歴史を知るほど
先人達のその努力に頭が下がりますし、
ここまで何の苦労もなく「ごはんを食べる」ことができること、
まっしろい綺麗な“お米”が当たり前で、
おいしいだとかおいしくないだとかということが言える今の世の中は
すごく幸せなことだというのをそのたびに痛感します。
そんな私の日曜定期便コラムでのお話、
今回は『噛んでますか?』
最近、きっと細かくお伝えしている「噛む」について。
ちょっとでもたくさんの方に気にかけてほしいことだと
考えています。