五ツ星お米マイスターの渡久地奈々子と申します。
まずは「お米マイスターって何?」という方のために、
「お米マイスターとは何ぞや!?」をお話したいと思います。
お米のお話も聞いていただきたいと考えているものではありますが、
それを話す“お米マイスター”って、じゃあ何なのよ?という方にも
今回はぜひ、ご覧になっていただきたい♪と思います。
お米マイスターとは何か
まず、 お米マイスターとは、日本米穀小売商業組合連合会が主宰する、
お米に関する専門職経験がある人のみに受験資格がある、
「お米の博士号とも言える資格」、と定義付けられているもので
平成17年に制定されました。
和食が世界無形文化遺産として登録された今日、
日本のごはんを中心とした食生活はバランスの良い健康的な食事として
世界中から注目されています。
しかし、その日本では「和食」どころか「お米」の消費量が減少し
お米の味がわからないと言う方も・・・
日本古来の優れた食文化「主食」とするお米文化を見つめ直し、
ごはん食を中心とした健康的な食生活と、
“ごはん”の美味しさや素晴らしさを多くの食卓にお届けし、
これからの未来へと受け継いでいかなくてはいけません。
それが「私たちお米マイスターが目指すもの」として掲げているものです。
そして日本各地、北は北海道・南は沖縄まで 様々な品種のお米が栽培されています。
ひと口に“お米”と言っても、その品質や特徴は実は千差万別。
● 全国の田んぼから美味しいお米を探すこと
● お米の品質を見極めること
● お米の特長を活かした精米技法やブレンド技術のこと
● 鮮度を保つ保管方法のこと
● 美味しい“ごはん”の炊き方のこと
その知識を商品づくりに活かし、お客さまにお伝えすることに努めるのも
お米マイスターとしての役目です。
「“お米”にもっとこだわってみてほしい」という想いのもとに、
毎日なにげなく食べている主食の“ごはん”、好みの美味しさを追求してみると、
実に奥深い世界だということや、品種・精米方法・ブレンドによって、
味や香り・食感、適した調理法、合う料理なども様々ということを
しっかりと伝えていきたいと思っています。
お米マイスターのランク
このお米マイスターには、三ツ星お米マイスターと 五ツ星お米マイスターがあります。
お米マイスターのランク
お米マイスターには、三つ星お米マイスターと 五ツ星お米マイスターがあります。
三ツ星お米マイスターは、平成14年度から試験を実施し、
現在で全国に約4000名が認定されております。
三ツ星お米マイスターの資格習得のためには約1日間の認定講座を受講し、
その後の認定試験を受験。
主に、お米に関する知識的実力を判断し、資格認定をします。
三ツ星お米マイスター資格取得後に受験が許されるのが、 五ツ星お米マイスターです。
”知識力の三ツ星”に対して、五ツ星お米マイスターの資格取得には“技術力”が必要となります。
・玄米の判別能力
・炊飯クレームの対応能力
・お米の品種や成分 などの説明能力
これらの内容が、お米マイスター五つ星認定試験で問われます。
認定試験は、試験官と1対1での口答回答方式の試験です。
そして認定試験当日までに、”お米のブレンド技術、精米技術”を判断するための
課題が与えられ、認定試験の最後には、ご飯の食味を判別する
”食味官能試験”も実施されます。
(この五ツ星お米マイスターは、三ツ星マイスターの1割にも満たない程、
厳しい難関となっています。。。)
全国にいらっしゃるお米マイスター、 北海道から九州・沖縄まで
お米マイスターはこんな取組みをしています。
・小学校での出前授業
・生産者との交流会 (会・・・ではなく、現地にいくのが好きです♪)
・お米マイスター全国ネットワーク会議・・・etcetc
・メディア(こちらはまた別の機会に)
・執筆
詳細は以下のリンクからご覧いただけます。
⇒お米マイスターの講座コンセプト
10周年を迎える「お米マイスター」、他にもさまざまな取り組みを 行っておりますし、
全国のお米マイスターの方々も それぞれの得意分野を活かした活動を行っております。
お米マイスター、まだまだこれから♪
ここ沖縄にも、三ツ星お米マイスター・五ツ星お米マイスターを取得した方々が
私の他にもいらっしゃいます^^
みんなで枠を超えた何かしらの取り組みが行えたらいいなと
すごく勝手に&個人的に妄想しているところです♪