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「グレイテスト・ショーマン」、どのように観ましたか?

The Greatest Showman ぶらっと記
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「グレイテスト・ショーマン」、観ましたか?

ミュージカル映画になります。
好き嫌いの分かれるものだとは思いますが、私自身、
ミュージカル映画は、幼い頃から好きだったわけではありません。

ただ、見直すきっかけになった映画の1つに、
この「グレイテスト・ショーマン」でも主演を務める
ヒュー・ジャックマンに魅せられた、「レ・ミゼラブル」があります。


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その「レ・ミゼラブル」でも、私を圧巻な歌声で驚かせた
ヒュー・ジャックマンの主演映画、「グレイテスト・ショーマン」。
「地上でもっとも偉大なショーマン」と呼ばれた19世紀アメリカの実在の興行師、
P・T・バーナムの半生を描いたミュージカル映画になります。

(あらすじを書こうと思いましたが・・・
思わずネタバレ的に書いていきそうだったこともあったので以下引用。)

主人公のP.T.バーナムは<ショービジネス>の概念を生み出した男。
誰もが“オンリーワンになれる場所”をエンターテインメントの世界に作り出し、
人々の人生を勇気と希望で照らした実在の人物だ。そんなバーナムを支えたのは、
どんな時も彼の味方であり続けた幼なじみの妻チャリティ。
彼女の愛を心の糧に、仲間たちの友情を原動力に、バーナムは
ショーの成功に向かって、ひたむきに歩む。

グレイテスト・ショーマンの作品情報・感想・評価 Filmarksより

以上が「グレイテスト・ショーマン」の大まかなあらすじとなります。

そう、あらすじを読んだだけでは実際に「観たい!!」と思わないはずです。
私もそうでした(笑)。

しかし、友人の勢いに連れられて映画館で足を運んだわけですが、
鑑賞後、心の底から友人に感謝していました。

「グレイテスト・ショーマン」多くの評価は

「グレイテスト・ショーマン」を観た後に、この映画がどのような評価を
得ているのかを覗いてみました。

多くは「差別」などへのメッセージ性をもつ映画と評価しているようです。
他にも
「映画としては不細工。
だが本作が持つメッセージ性や歌の力などを考えるともう感涙もの」
「ハリウッドの批評家の低評価や賞レースの苦戦する理由はよくわかるが、
だからこそ好きな作品でもある」
というようなものがありました。

それがですね・・。
なんとなく私の感じた感想とは異なるものでした。

もちろん、感想なので十人十色のメッセージを受け取って良いと思います。
なので、私のような感想は稀かもしれませんが、
このグレイテスト・ショーマンの映画レビューを記事にしようと考えたわけです。

私の感じた「グレイテスト・ショーマン」

私自身の感じたものは、「ありのままの存在」への考え方でした。

”ありのまま”というフレーズを言えば、

そう、誰もが知っているであろう「アナと雪の女王」ですね。

この映画は流行った頃は、
「ありの〜ままの〜」と、
”そのままの私で良いんだ”という風潮が溢れていた気がします。

実はそれに違和感があったのですが、何がどう違和感を感じているのかが
よくわからないままでいました。

今回、「グレイテスト・ショーマン」を観て少しはっきりしたこと、
それは「ありのまま」という表現を間違えてはいけないということ。

この映画に登場する方々は、確かに先述のように差別や偏見にあっていました。
それに対し、バーナムはそのままの姿を最大限に”活かす”場を作ったのです。

登場する方々は、そこで最初はもちろん引け目を感じながらも
そのうち伸び伸びとそして最大限に自分を表現していくことで、
居場所と、自身の価値を作り出していきました。

分かりますか?

そのままの私でいるために「努力をした」のです。

私が感じた違和感はそこにあったんだと思いました。
アナ雪を否定するわけではもちろんありません。

というのも、この後アナ雪を振り返って思い出しても、
雪の女王と恐れられ、殻に閉じこもったエルサも、その殻を破り
自身の大きな力を自分の意図する方法で操れるように”変化”したのです。

良くなるために、
成長するために、
さらに良い私になるために、
みんなのために、

様々な○○のためにを抱えながら、
私自身でいるために努力をして変化していくことが前提にあっての
「THIS IS ME」なのです。

様々な出来事や想いが、それぞれの今まで生きてきた歴史の中にあるはずです。
それでも、それを乗り越えてきて、今ここにいます。

きっとこれからも大丈夫。

「これが私」と胸を張っていきましょう。

年も気にしない気にしない!

年齢なんてただの数字。
そんなものに君の行動を制限させてはいけないよ。

きっと、多くの人の何かきっかけを作る映画になると
私は思っています。
背中を押してくれるような、そんな名言も見つかるかもしれません。

最後に、この映画で驚くべきは、「実話」だということ。

バーナムが映画の中の架空の人物だったわけでもなく、
特別な人だったからというサクセスストーリーなわけでもありません。
貧しくとも、心にその希望や夢を描き続けていくことの強さと、
愛の本質が垣間見えるものです。

「最近、感動の涙を流してないな・・」と
心が砂漠化してしまいそうな方がいらっしゃれば、
個人的におすすめな1本です♬

最後に

私の映画レビューは、映画のレビューとしては
参考にならないものばかりかもしれません^^;

ただ通常のレビューを見たい方は、専門的に書いている方が
多くいらっしゃいますので、ぜひそちらを参考にした方が良いです。
私のレビューは、
「この映画でこう考えたか」という少数派もいるということを
少しだけ知ってもらうためのものだと思っていただければ幸いです^^

実はここから先は後日知ったことについての追記になります。

映画の中の登場人物「フィリップ」役のザック・エフロンは、
ハイスクールミュージカルにも出演していたそうです。

その歌声はそのころの物か・・と思ったのですが、
そうでもなく。
そのころはあまり目立たない存在だったそうです。
しかも、ある集まり(すみません、詳細わすれました💦)に彼だけ
呼ばれなかった悔しさをばねに、ボイトレなどを頑張って、
この役を勝ち取ったそうです。

他にも、そのような人が出演者にいるという話を聞いたのですが。。

そこで感じたのは

「諦めなかった人を使った」のではないか、ということ。
(上記の内容がはっきりした時には詳しく追記していきます。
間違った情報であれば申し訳ございません・・
なので、現時点では話半分で読んでてくださいm(__)m)

その背景が役にリンクしているからこその
生きた歌声になり、伝わるストーリーになり、
観るものを、聞くものを感動させる力を持った映画になったのではないでしょうか。

そうであれば、いくつかあるレビューの
「差別問題」よりも「諦めないことの大切さ」を
うったえているように思えてなりません。

確かに、若干その要素もありますが、
それだけをレビューにしてしまうには浅すぎる気がします。

そして、ヒュー・ジャックマン演じるバーナムが
いつでもココロの声を信じ、小さなヒントを拾い上げ、
先駆者であることを恐れなかったことも心に留めておきたいと思います。

当時なかった娯楽を生み出し、まわりに叩かれても
諦めずに切り開いたサーカスというものが、
今現代では大きな喝采をあびるものへ成長しているではありませんか^^

この映画は、見るたびに角度や感度を変化させていくものだと思います。
かの茂木健一郎さんの言葉で

「良い映画は脳を育てる」

というものがありました。
個々で”良い映画”は異なるかもしれませんが、
グレイテスト・ショーマンは、私にとって”良い映画”だったと言えます。

グレイテスト・ショーマンのこだわり

待望のDVDも出ていました!


グレイテスト・ショーマン [DVD]

ムスメのPCでブルーレイが観れることから、特典映像をみていたのです。
詳しくは語れませんが・・

可能であれば、この特典映像はぜひ観てほしい!

この映画の見方も変わるし、さらに深いところまで感じます。
1つの映画に携わる多くの専門家や、彼らの細かなこだわりに努力。
はじめて観ましたが、「すごい」の連発でした。

この映画の構成ポイントは、間違いなく音楽です。
(すみません💦ほんとは全部!と言いたいのですが・・)

速攻でサントラをGETした私達・・(笑)。

そして、吹奏楽部でパーカッションを務めていたムスメ曰く
「8分音符で何かあるぞって思わせておいて
16分音符で盛り上げる、その展開が面白い」

そうです。いわれるまで気が付きませんでした。
お持ちの方はサントラ4曲目に注目してほしいのですが、
耳を澄ますと拍数が変わることで人間の心理をうまく操ってるんです。

ぜひぜひ、このグレイテスト・ショーマンは
いろんな角度から見ていただきたいと願っています。

注意点が1つ。

ぜひ、映画を観たあとでサントラはGETしてくださいね。
先にサントラだけを聞いても、たぶん魅力は半減します。

サントラCDは、歌の日本語訳もついているので、
意味を理解しながら聴くのも良いですよね。

せっかくなので、英語の歌詞カードもあるので、
それを覚えて歌えるようになると・・・


グレイテスト・ショーマン(サウンドトラック)

かっこよくないですか♡

小さなたねが、いつかあなたの中で大きな花が咲きますように。