鹿児島県の米農家さんから稲穂が届きました。抱えるくらいあるのが新鮮です!

鹿児島県産あきほなみ

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昨年、農家さんからいただいた稲穂。

沖縄にも田園はありますが、見たことないという方も実は多いのです。
なので、こういう風にいただく稲穂は、とても新鮮に目に映ります。

弊社では、鹿児島県のお米がメインで取り揃えています。
そんな鹿児島の米農家さんから、お便りが届きました。

鹿児島県産あきほなみ

昨年、ニュースで「あきほなみ(県北産)」が
日本穀物検定協会の食味ランキングで、最高評価の特Aを獲得というのがあったのですが
それに関してのお話でした。

2008年に鹿児島家の奨励品種として登録され
ひのひかりにかわる鹿児島の気候に適した品種として作られてきた
「あきほなみ」。
今までの鹿児島県産米の最高評価は
・平成11年度、12年度産のあきほなみ
・平成7年度産の県南産こしひかり
の評価A(基準米より良)が最高でした。

鹿児島では、秋に収穫される普通期米としては
様々な品種が栽培されてきましたが、
平成元年にひのひかりの栽培がはじまると、
栽培の9割を占めるほどになったのです。

しかし、ひのひかりは早稲品種で、近年の温暖化の影響により
稲の倒伏、実ができる時期に高温であるために品質の低下
などがあり、温暖な鹿児島の気候に適した米として
約10年の歳月をかけて「県民米あきほなみ」が開発されました。

「あきほなみ」は収穫の秋、綺麗な稲穂が波のように風に揺れている
様子から命名されたお米です。なので、実は漢字で書くと
秋穂波となるのだとか。

香り・光沢(つや)・粘りなど食味は良く、粒も大きめです。
高温な気候、いもち病にも強い耐性を持ち、ひのひかりより
収穫量も多くなります。

ただ、その「あきほなみ」も順調にきたわけではなかったようです。

まず、刈り取り時期が遅れてしまうと穂の時点で米が割れてしまう、
籾すり・精米の技術が必要なこと(粒が大きいことが裏目にでてしまう)、
もっとも大きな課題がウンカ(害虫)の被害に合い、収量が激減してしまう
ことがあり、なかなか栽培も定着しなかったとのことでした。

今回のニュースでは県北産とされてはいますが
何かしらの励みになってくれたら、と願います。

鹿児島県あきほなみ、どんな味わい?

白いごはん

近年の温暖化の影響で各地での高温障害によるお米の品質低下を避けるため、
その上で良食味を重視した開発をもとに
九州の代表格「ひのひかり」に替わる品種として
鹿児島県農業開発総合センターにて10年の歳月をかけて開発された
鹿児島県オリジナルの銘柄です。
『 たわわに実った稲穂が波打つ様子 』をイメージして名づけられました。

・強い粘りとほどよい硬さ
・冷めても粘りのある食感
・輝く白さと粒ぞろいの良さ
・際立つ粒の大きさ
・甘みとうまみのある食味

この5つがあきほなみの美味しさポイントです。
こしひかりのようなもっちり感はありませんが、
しっかりした味わいも持ちながら飽きさせない旨さがあると思います。

余談ですが、ここ最近、このあきほなみを食して強く感じるのが
粘り・やわらかさ・もっちり感は、似て非なるものだということ。
「ごはんを味わう」ということがなければ、この違いに気づきにくいものです。

みなさんはその違いがわかりますか?

詳しく言葉で説明することは難しくても、感じてもらえればいいな・・と思います。
私自身、最初の頃はその判別に悩みました(▽//;)。
今度、試食を兼ねた講座を開催する機会があれば、この辺を詳しく感じてもらいたいです♪

「あきほなみ」は銘柄指定で予約が入るお米で、ファンのいるお米なのです。
今回のニュースで評価を受けたとされるお米は
同じあきほなみでも地域がいくつか限定されています。
なので、仕入れたすべてが特Aとは言えないのが
大きく報告をしてこなかった理由でもあるのですが、
25年度産のあきほなみの状態、良かったですよ^^

ご注文をいただいてからの精米となりますので
前持ってのご予約となりますが、ぜひ1度試してみてほしいお米の1つです。

そのあきほなみを、今回やっと仕入れができました♪
昨年、新米が出た頃に問い合わせると
「・・予約が入っているので、出荷できるかわかりません」
という返答だったので半ばあきらめていたのですが、
少量ずつではありますが、入荷できることになりました^^

鹿児島県のお米

鹿児島の田園風景。黄金色に波打つ稲穂が美しい!

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そういえば・・・
弊社では、九州産のお米を選ぶのが多いのですが
「九州っていったら、熊本じゃないの?」という声もあるようです。

確かに、熊本の阿蘇は米ドコロでも有名です。

しか~し♪

鹿児島でもA地区という、認定を受けた産地でもあります(23年度)。
(このランキング等については、日本穀物検定協会が、
毎年全国規模の産地品種について実施している食味ランキングです。
食味ランキングは炊飯した白飯を実際に試食して評価する食味官能試験
に基づき、特A > A > A’ = 基準米 > B’ > B で判定されます。)

近年、日本全国的に温暖化の影響もあってだと思うのですが
暑さによる影響などをモロに受けるお米の品質に変化がでてきました。
暑さに強い品種への改良や、農家の方々のたゆまぬ努力の甲斐あって
九州産のお米の美味しさも見直されつつあります。
食味のランキングにも、その勢いが現れてきているのを感じます。

この際、良い機会ではありませんか♪
「OOOだから」という固定観念を変えてみるようなお米に
出逢ってみませんか?

弊社の方でも、お米を扱いはじめてすぐの人気なコが
鹿児島のミルキークイーンでした。
こちらは収量も少ないので、全店OPENする頃には品切れになってしまい、
今回の新米を心待ちにする方も多いほど。
私も、いくつかの産地を試食したのですが
その中でも、このミルキーは“美味しい”と思いました。

あきほなみは、少しずつ県内でも出始めているのを見受けますが
鹿児島が10年の歳月をかけて生み出したオリジナル品種です。
粒もおおきく、一番のポイントは炊き上がりの美しさ・・・キラキラ
蓋を開けた瞬間の感動を、きっと感じていただけると思います。
甘み・粘りなどもほどよい万人ウケするタイプではないでしょうか。

あきほなみに押されて、希少価値になりつつあるのですが
夢はやと。
こちらは、ひとめぼれの血を継ぐコで
比較的あっさりしている食味ですが、
ここ沖縄では人気のある味わいのお米です。

そして、私が今回はじめて出逢った金峰こしひかり。
もっちり感のある食べ応えに、しっかりした甘さと香りで
私の好きなお米の1つにランクインしました(笑)。

各地、その地元ではかなり名のあるお米があるのですが
その量が少ないこと、予約販売や、地元での消費で他県へ流通しないことも
多くあります。
そういうお米も出逢っていきたいものですね^^

「水のきれいで豊富な場所には、美味しいお米と美味しいお酒がある」
と言われるのですが、この鹿児島にも幻とされる焼酎が存在します。
産地に行くと感じるのですが、水や空気のきれいさはさることながら
独特のパワースポット的な雰囲気があります。
沖縄では、御獄の在る場所には水(湧き水)がありますよね。
無理やりな感じかもしれませんが
そんなイメージを繋げてもらえると分かりやすいかもしれません。

日本の「お米」にまつわる神話

ここからはおまけです。

日本には八百万(やおろず)の神々がいるとされていますね。
この神々には2つの系統があるらしいのですが、
古くから日本の神々は「国津神」と呼ばれていました。

そこに「天津神」を崇める人々がやってきました。
天津神とは、日本の島々をつくったとされる
イザナギ・イザナミの系統に連なり、もともと高天原にすみ、
そこから降臨されたとされています。

この天津神の中心となるのが、天皇家の祖先神とされるアマテラスオオミカミ。

そのアマテラスオオミカミが稲を授けたとされているわけですが
農耕にも大きな影響を与えている太陽神でもあるアマテラスを
天皇家の皇祖神として伊勢神宮に祀ったのです。

そして
伊勢神宮はいくつかの重要な稲作神事をおこなうことで
重要視され、全国の村々に伊勢信仰が広まったということになります。

こうして日本では、米が最も神聖な食べ物とされるようになりました。

そして、正月に餅を食べる習慣は、神に供えた餅を雑煮にして
神から授かった魂を新たにカラダに入れ
新しい年にふさわしく生まれ変わるための儀式であったといいます。
民俗学者の折口信夫さんは
『 コメの語は、もともと“魂込め”からきている 』
と説明しています。

穀物倉の出納係を「主税(ちから)」と呼ぶらしいということや、
うどんに入れる餅を「ちから」(ちからうどんってありますよね)と呼ぶのも
米が力の源であるということにちなんでなようです。

本土とは少し異なる文化を歩んできた沖縄ではあまりない習慣のお話もしてまいりましたが、
「日本」といえば「米」。
その古代の歴史的背景を垣間見るのも楽しいものです。

ということで

今度は沖縄の米の歴史も掘り下げて調べたいのですが
いかんせん、情報が少ない(涙)・・・

でも、すごく楽しみでもあります。

そろそろ石垣の方で超早場米が出てくるかもしれません。

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