6月号から連載させていただいております、JA金融法務サン。
7月号のご案内です。
今月のJA金融法務サンの内容は、特集の項目でもある
”障害取引につながる窓口応対とセールス”という箇所に着目しました。
ほかにも、環境変化にフィットする店舗マネジメントのコツなど、
JAサンでなくとも応用できる内容盛りだくさんです。
個人的には、取材レポートの魅力あふれるJAを訪ねるというコーナーが好きです。
JA金融法務7月号「お米作り情報」連載内容
JA職員が知っておきたい「お米作り情報」と題して
今回の内容は、
・日本にお米の品種がどれくらいあるのか
・品種改良がおこなわれるワケ
・都道府県のオリジナル品種の登場
・新タイプのお米の注目
・おいしい、の様々な表現方法
・(稲作農家サン)7月は何してる?←毎月の定番コーナーです
となっております。
お米の品種も、お米マイスター取得後に学校などでお米授業を開始してからも
ずいぶん増えたようで、実は私が驚きました(笑)。
お米の品種からのPR方法について思うこと
品種改良を行う目的も、普段なかなか知ることができません。
というか・・
なぜ、こんなにさまざまな種類を作るのかということを知ることが、
日本人にとっての「お米」という立ち位置や、対する想いなどを
垣間見ることができると思います。
そこに関連してくるのが、「都道府県オリジナル品種の登場」
みなさんがよく耳にする「ゆめぽりか」をはじめ、
沖縄であれば、ちゅらひかり・ミルキーサマー、
青森の青天の霹靂、新潟県の新之助、富山県の富富富、
三重県の結びの神、広島県の恋の予感、鹿児島県のあきほなみ、
佐賀県のさがびよりなどなど。
近年、産地独自のブランド化を図り、こうしたオリジナル品種が続々登場しています。
気を付けていかないといけないことは、
”独自のオリジナル”ばかりになると、それが普通のラインになってしまうということ。
どういうことかと申しますと、
前に「食品の安心・安全」を前面に打ち出したPR方法がありました。
本来であれば当たり前のことなのですが💦
このときは、さまざまな出来事が重なり、これを出さないと安心してもらえない
というような風潮になっていたのです。
でも、他の商品との差別化を図るために「安心・安全」をうたっていたはずが、
いつのまにか、あちこちが同じことを打ち出してきたため、
なんだか胡散臭くさえ感じてしまう言葉になってしまったほどです。
これらを踏まえて。
できれば、”県独自のオリジナル品種”というアピール方法は
すでに古くなっているかもしれないということを念頭において、
違う切り口が必要になるかもしれません。
なにはともあれ。
私達が生活していくうえで、こういう取り組みをしている団体がいるんだという
ちょっとした気づきになる冊子だと思います。
私自身、こういう風に携わることがなければ、
こうも濃い切り口でJAサンを見つめることはなかったのかもしれません。
さて、冒頭でお話しをした、「お米の品種の数」の答えは・・
なんと839品種!
(2016年3月31日時点 米穀機構米ネットより)
このうち、主食用として作付けされているものは約270品種。
さすがに私もこれだけの品種を食したことがないので、
すごく興味があります。
関連過去記事は以下のリンクになります。
⇒JA金融法務6月号より連載開始です♪