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一枚の写真

photo論
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2018.5.10は
熊本にいたようだ。

Google photoが教えてくれる
「◯年前の今日」などに
はっとさせられる時がある。

何度か訪れてはいたけど
初夏の九州は初めてだったはず。



もみじの緑、苔の緑、
日差しが降りているところ、
陰になっているところ。

季節が移り変わり
静寂の中の緑に 
贅沢な時間だったのを思い出し
再び、その感覚に触れる。

気になった場所
気になった景色

それらを
自分なりに写真におさめるのは
自分を紡いでいるのを思い出せる
1つの手段なのかもしれない。



2010年、私は初めて「お不動さん巡り」をしていました。
(あいにく日数が足りず途中で断念してしまいましたが・・)

稲作でゆかりのあるお不動さんが熊本にある木原不動尊という場所にあり、千葉県成田市の成田山新勝寺「成田不動尊」、東京都目黒区の瀧泉寺「目黒不動尊」と共に、日本三大不動と並び称されているそうです。約1,200年前の天台宗開祖・伝教大使最澄の御作と伝えられる不動明王です(画像はその不動明王のある木原不動尊ではありませんm(_ _)m)。

別名を「水引不動」と呼ばれ、かつて大かんばつのため近隣の田が干上がり、里人が難渋していた際に里人がお不動さまに祈ると、不思議なことに田の中に水が引き上げられており、お不動さまの足には泥水の跡が付いていたという伝説が今も残っているとありました。

農耕の国日本には、稲作とゆかりの深い神様が数多く登場します。ただ、すごく不思議な縁を感じた出来事が2年後に九州ツーリングで訪れた時に出会った福岡の保食神社

恵比寿神社の横に小さな祠ではありましたが、お米の仕事をしていた私にとっては衝撃にも似たような出会いだったのを覚えています。祀られていた保食神(うけもちのかみ)は日本書紀に登場する神で、一般的に女神。口などから食物を出す穀物神なのです。

ちなみに古事記と日本書紀の違いって何だろう?と思って調べて見ると、「古事記」の方が神話時代の物語が豊富で、「日本書紀」は少ない、などの違いがあるようです。 「古事記」は文学的な色彩が濃厚なのに対し、「日本書紀」は日本の正史として年代を追って書かれているもの。

両書とも国家が編纂した公式な歴史の書ではありますが、『古事記』のほうが成立年代が古いことから、『古事記』は現存する最古の書といわれているのはロマンを感じます(*´-`)

1枚の写真からそんな出来事を思い出す・・ 
うまく言葉にできずもどかしくもありますが、心が動く瞬間でもありますね。その心の動きでまた今の自分が何を思うかで見えてくるものがある気がしてなりません。