2013年に開講した、おにぎりマイスターの資格取得講座で
各受講生に最終カリキュラムで作ってもらったおにぎりを見ていました。
単純におにぎりを上手く握る、というのはけっこう簡単です。
私がお伝えしたかったのは、「握るココロ」。
お米の歴史や栄養、具としての食材の組み合わせなどで
それぞれを
・歴を極める ・炊を極める
・具を極める ・食を極める
というタイトルで、計4回のカリキュラムでした。
白米や玄米、雑穀米など、当たり前みたいですが
ごはんをきちんと食べることって、美肌への近道なのかも?
って、ご存知でしたか^^?
食を学んだ人はたいてい「主食にお米を選ぶのは美肌のためにも良い」
と考えているようです。
お米は肌に良い?!
“美肌”に欠かせないものの1つに、たんぱく質がランクインします。
実は、お米にはそのたんぱく質が含まれています。
お米に含まれるたんぱく質。
たんぱく質の役目には、新陳代謝のアップ・肌のハリを保つコラーゲンを構成する成分
といわれています。そしてお米には、食品中のたんぱく質のバランスを評価する
「アミノ酸スコア」の数値が、主食の中でナンバーワンなんです。
<主食のアミノ酸スコア>
・玄米 :64
・白米 :61
・食パン:43
・パスタ:36
(※値が100に近いほど、バランスが良いとされています|出典:改訂日本食品アミノ酸組成表)
短髄化物抜きダイエットなどの代表として挙げられることの多いお米は、
炭水化物というイメージではないでしょうか。
たんぱく質は肌や髪のもととなる成分。
そんなたんぱく質を含むお米は、美容にも大切な関係なんですよ。
パワーアップ食材
よく、「000に良い」ということが分かると、とかくそれだけに
集中して食しがちな現代人・・・。
なので、今回もあえてお仕えしたいのが、“お米だけを食べればいい”
ということではありません。
食、というのは組み合わせることが大切なんです。
単体では効果を発揮できない栄養素もあれば、組み合わせることで
吸収を促進したりという効果もあるのが食、です。
では、お米と一緒に食べることで効果的な食材とは何なのでしょう。
良質なたんぱく質を含んでいるお米。
そこに、大豆製品や乳製品をプラスすることで、さらにバランスがよくなる
と言われています。
・・・ということは?
■お米とベスト相性の良い食材
大豆製品:納豆、豆腐、豆乳、湯葉、味噌、厚揚げ、油揚げ など
乳製品:牛乳、チーズ、バター、ヨーグルト など
ご飯に納豆、ご飯にお味噌汁など、古くから日本の食卓に欠かせない組み合わせが、
じつは、バランスアップに繋がっているということ。
塩麹などで一躍脚光を浴びた発酵食品が体にいいというのは、ご存知だと思います。
考えてみると、味噌はその代表格なのにお気づきでしょうか♪
「大豆製品や乳製品と一緒に摂取する」ことは
すぐにでも始められる1歩です♪良質なたんぱく質を含んでいるお米。
そこに、大豆製品や乳製品をプラスすることで、さらにバランスがよくなります。
その他にも、美肌やダイエットにうれしい効果が期待できるそうです。
一緒に摂取することで、血糖値の上昇も抑えられます。
ということは、お米を食べても太りにくい。
おまけに気分のムラも抑えられて、ストレス軽減にもなるので、
結果的に美肌につながるんですよ^^
当たり前すぎて拍子抜けした方もいらっしゃるかもしれませんが、
「昔からあるもの(料理メニューや食材)」には
その昔、科学的に証明だとか、パブリックコメントがあったとか
そういうものはなかったものが多いです。
それでも「伝えられているのはなぜか?」
それは
先人達が身を持って体感してきたという証明です。
沖縄でも、多くの言葉とともに残されている食材があります。
すべてを余すことなく使用する豚肉には、
疲労回復のビタミンが多く含まれていますし、
クワンソウという植物は、よく眠れると受け継がれてきました。
夏野菜のへちまには、体を冷やす効果や
ごーやー(苦瓜)には、熱に強いビタミンCが多く含まれています。
話すときりがありません(笑)。
流行の健康法や美容法、ダイエット法もいいのですが、
昔からあるもの、に目を向けると
無理なく毎日食べていたものが、以外と多いことに
気がつくはずです。
単純に豆腐とわかめのお味噌汁をひも解いてみると、
何が含まれていますか?
まずはそれを大切にしてみましょう♪