にんにくは、抗酸化作用や殺菌作用、血行促進作用など、さまざまな健康効果が期待できる食品。
実は、調理法によってにんにくの持つ効果が変化するって知っていますか?
季節の変わり目のこの頃や、寒くなる季節には疲れを取ったり冷え対策で使っていきたい食材の1つ。しかも、にんにくの食欲をそそる香りはなんとも言えませんよね♡
今朝(10月23日)のNHK番組「あさイチ」で、にんにくの特集がありました。そこでは
- においを打ち消す最強食べ合わせ食材を発見!
- 健康効果を引き出す調理法とは?
- 日本一の産地で出会ったベストな保存法
という内容での放送でしたが、その中で私が興味を持ったものは「にんにくは調理法で効果効能が変わる」というもの。
興味深い内容でしたので、皆さんにもシェアしたいと思います。
にんにくは、すりおろしたにんにく、刻んだにんにく、焼いたにんにくなどの調理法がありますが、目的に応じて使い分けていくことが、よりにんにくの効果を取り入れるのに良いらしく、以下にまとめてみました。
生のにんにく
生にんにくには、アリシンという成分が豊富に含まれています。アリシンは、血液をサラサラにする効果や、血圧を下げる効果が期待できます。また、免疫力を高める効果も期待できます。
→ 生ですりおろす
細胞を壊すことでアリシンという成分が出てきます。これがビタミンB1の吸収をサポートするので疲労回復に効果的。
加熱したにんにく
加熱したにんにくには、アリシンが熱で分解されて生成される、S-アリルシステインという成分が豊富に含まれています。S-アリルシステインは、抗酸化作用や抗菌作用、抗がん作用が期待できます。
→ 刻むなどで細胞を壊した後、油で加熱する
アリシンがスルフィドという成分に変わ流ことで結構を良くし、冷え性改善が期待できます。
発酵させたにんにく
発酵させたにんにくには、アホエンという成分が豊富に含まれています。アホエンは、血管を拡張する効果や、血液中のコレステロール値を下げる効果が期待できます。
黒にんにくは発酵させたにんにくとして長年愛用されているものです。それについては過去記事があるので、興味のある方は覗いてみてくださいね。
▶︎「黒にんにくはマズい」!? 黒にんにくの食べやすいお勧めアレンジレシピ
それぞれの調理法のメリット
- 生にんにくのメリット
- アリシンが豊富に含まれている
- 免疫力を高める効果が期待できる
- 生に特有の風味を楽しむことができる
- 加熱したにんにくのメリット
- S-アリルシステインが豊富に含まれている
- アリシンの臭みが抑えられる
- 加熱料理に使いやすい
- 発酵したにんにくのメリット
- アホエンが豊富に含まれている
- 臭みが抑えられる
- 長期保存できる
我が家では、炒め物や味噌汁に生姜やにんにくを子どもたちが小さい頃からよく使用していました。そのおかげもあってか、風邪らしい風邪もひかず今日を迎えているのはその積み重ねが功を奏したと思っています。
沖縄でも近年、地元産のニンニクを見かけるようになりましたが、やはりにんにくと言えば青森、と言われる所以は、その質の良さだと思います。
地産地消を心がけていきたいと日々考えていますが、ものによって国産というように視野を広げて選ぶようにすることもあります。あまりにも「こうじゃなきゃ」というくくりは無い方がいいくらいの方がストレスにならずに済みます。
近くのスーパーで、国産のにんにくの扱いが無いときもあるので、Amazonなどで青森産を購入することもありますが便利ですね〜。
ちなみによくチョイスするのは、なかなかお得なにんにくの M・L・LLサイズ詰め合わせBOXです。
にんにくは、調理法によって、異なる効果が期待できます。それぞれのメリットを活かして、さまざまな調理法でにんにくを取り入れていきましょ♪