本ブログにはPRを含みます

沖縄の冬至(とぅんじー)じゅーしー

伝統行事
スポンサーリンク

クリスマスまでカウントダウン♪
私の大好きな12月。

先日東急ハンズで行くと、メロディだけでなく
イルミネーションまで付いたクリスマスカードが人気な様子でした♡

・・・思わず購入(笑)。
今は会社のパソコンの横でキラキラしています^^

冬至とは

「冬至」は、毎年12月22日前後にあります。

1年でいちばん昼が短く、夜が長い日。
むかし、中国では冬至を1年のはじまりの日と考えて、儀式が行われました。
この習慣は日本にも伝わり、江戸時代まで宮中で行われていたそうです。

冬至を過ぎると、毎日少しずつ昼が長くなります。
そのため、冬至は太陽がよみがえる日、と考えられるようになりました。
人間の力もよみがえり、元気になります。
太陽は、農業する人にとって、とても大切なものです。
そこで、冬至は作物がゆたかに実ることを願う日になりました。

他にも

冬至は、太陽の力が一番弱い日(陰が極まる日)で、
この日から再び力が甦りはじめる日(再び陽にかえる日)ということから、
「一陽来復」の日とされ、この日から運が上昇しはじめると考えられていたようです。

それで、運が上昇しはじめる日にもっと「運」をつけるため、
「ん」のつく食べ物を食べるという「運盛り」という縁起かつぎがはじまったようです。
「ん」は「いろはにほへと〜」の最後の文字なので、これを食べると
また初めの文字に戻る(「一陽来復」に通じる)からという意味もあるらしいです。
ちなみに、1月7日の七草や土用の丑の日のうなぎ同様、
縁起かつぎではありますが、いちおう栄養学的には理にかなっているようです。

で、「ん」のつく食べ物ですが、「ん」を2つ含む以下の7つが
「冬至の七種(ななくさ)」といわれています。
南瓜(なんきん)=カボチャ
蓮根(れんこん)
人参(にんじん)
銀杏(ぎんなん)
金柑(きんかん)
寒天(かんてん)
饂飩(うんどん)=うどん

冬至の語呂合わせの風習では、「冬至=湯治」と「柚子=融通」をかけて
「ゆず湯」に入るというのが有名らしいですが、
私、実は今回調べてみて初めて知りました(汗)。
これも、「一陽来復」という特別な日に体を清める「みそぎ」という意味があるようです。

沖縄の冬至「食」

では、オキナワンスタイルをお話ししたいと思います♪

この日は、各家トゥンジージューシー(冬至雑炊)をつくり、火の神や先祖に供え
家族の健康、家庭の繁栄を祈願します。
雑炊は、米に豚肉やにんじん、田芋などを入れて炊き込みますが、
宮古ではナナタティジューシーといって、七品を入れて作るところもあります。

冬至雑炊を食べると年齢が1つ増えるということから冬至正月ともいいます。

この行事は中国から伝来したものですが、 中国ではこの日を正月とし、
天神を祭る行事が盛大行われていたようです。
また、琉球王府も元日同様の行事としていたようで、「球陽」にも
「元日も冬至の例に照らす。冬至元旦には、王は百官を競い、
その年の歳徳方位に向って拝礼し、もって朝賀をなす」と記されています。

冬至のことを方言で 「トゥンジー」といい、 この時季の冷え込みをを
「トゥンジービーサ」といいます。
(ただ、今年は例年にみない暖冬なようですね:^^)

IMG_0059

とりあえず、
今回は馴染みの深いトゥンジージューシーにしてみました。

お米は、硬めに炊いてもやわらかめに炊いても美味しいと人気な
ひのひかりをチョイス(▽//)

“硬めに炊いてもやわらかめに炊いても美味しい”という表現をしました。
よく、洋食に合う米だとか、和食に合う米、だとかいう表現を耳にしませんか?

似たような感覚で捉えてください^^

硬めのお米がいいとか
やわらかめのお米がいいとか。。

それって、水加減でどうにでもなるんですよね。
ぶっちゃけて言うと・・

そんなぶっちゃけ話ではなく(笑)、
品種によってやわらかめに炊くか、硬めでもそのどちらでも大丈夫か
その米の持つ良さを引き出すことのできる水加減、

というのがあるんですよ。