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お地蔵さま「ゆいちゃん」誕生

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七結びシリーズは、今までアクセサリーメインなところがありましたが、この度「お地蔵さま」が誕生しました。

「お地蔵さまが作りたい」ある日唐突に思ったのが始まりでした(ま・・だいたい唐突に作り始めるのですが(^-^;)。

小さくて見ていてほっこりするような、というイメージで高さ5cmほどの手のひらサイズ。ネットで色々画像をみてイメージを固定させました。素材は焼き物や布製もありましたが、それらは着手しづらいので手に入りやすい粘土に着目。

粘土も紙粘土よりもなめらかな表面の素材感のある樹脂粘土で一番最初に誕生させました。ふと他の素材感の粘土はどうだろう・・と思い、石っぽい素材感の石粉粘土や素焼き風粘土タイプも誕生しています。

▼ 樹脂粘土タイプ

▼ 素焼き風粘土タイプ

▼ 石粉粘土タイプ

それぞれの持ち味で表情が変わり、みんな可愛いお地蔵さまとして世の中に出て参りました♡

なんとなく・・でしたが、お地蔵さまって、そもそもどのようなお役目をお持ちなのでしょうか? 気になったので(今頃)調べてみました。

お地蔵さまってそもそも何?

お地蔵さまって、思えば沖縄ではそうそう目にするものではありませんが、本土へ旅行で行ったりすると、道路脇などでよく目にすることがありますし、日本の昔話でもよく出てきます。仏像としては一番身近かもしれません。

お地蔵さまは正式には「地蔵菩薩」といい、仏教における菩薩の一尊で、柔らかな表情をしていることから、広く親しまれていますが、あれは剃髪し、袈裟を身に着けた僧侶の姿だそうです。

菩薩とは、仏陀が悟りを開く前に修行を積んでいた時代の呼び名、または、悟りを得ているにも関わらず衆生を現世の苦しみから救うために活動する者を指します。地蔵菩薩は後者で、煩悩に苦しむ人々を救うために六道をめぐっていると伝えられています。

釈迦が入滅し、*弥勒菩薩が現れるまでの56億7000万年間は、世界には人々を救う仏が不在になります。地蔵菩薩は*弥勒菩薩が現れて悟りを開くまでの間、仏の代わりに衆生を救うとされています。六道とは人が死後に生まれ変わる世界を指し、餓鬼・畜生・地獄・人道・修羅・天道の6つの世界です。それぞれの世界にはそれぞれの苦しみがあり、地蔵菩薩はその苦しみを人の代わりに受け負っています。

お地蔵さまやお地蔵さんなど、親しみをこめて呼ばれていいますが、正式にはインド生まれの地蔵菩薩ということになり、地蔵の意味は、サンスクリット語(インドの古典言語)でクシティ・ガルバというそうです。クシティは「大地」、ガルバは「胎内」などの意味があり「大地の母胎」を意味し漢字に意訳して地蔵と言われているのだとか。

*弥勒菩薩とは

未来に下界に降って仏となり、衆生を救うとされる菩薩。 釈迦の滅後5億7600万年後(中国の伝承では56億7000万年後)に、釈迦の救いに漏れた人たちを救いにやってくるとされ、現在は兜率天(とそつてん)に待機中であるという。

何故こうも身近なのかといえば、お釈迦様の入滅後、後継者たる弥勒菩薩が悟りを開きこの世に降り立つまでの間六道の衆生を救うという重要な使命をおっておるのですね。
お地蔵さまのにこやかに微笑むお顔立ちからは想像つかない重要なお役目ですヽ(´o`;

お地蔵さまの名前はお役目(お願い)によって変わる!?

お地蔵さまの名前は、お役目によって変わるようです。
・病気関係:身代わり地蔵、せき止め地蔵など
・子宝関係:子安地蔵など
・災難からの守護:縛られ地蔵、火焼け地蔵、汗かき地蔵など
・海運、延命:とげぬき地蔵、延命地蔵、勝軍地蔵、田植地蔵など

地域でももしかするとお守り的な独特なお地蔵さまがいるかもしれませんね。数年前ですが、お不動さん巡りを九州でした事がありました。調べていた時に観音巡りなどもあることから、土地それぞれでの
お地蔵さま巡りもありそうで興味が湧いてきました。

お地蔵さまの功徳やご利益

お地蔵さまには28の功徳と7の利益があると言われています。
人々の苦しみを救ったり、道祖神として土地を守っていたり、子供を守ったりするということがよく知られていますが、お地蔵さまはそのほかにも、無病息災や交通安全・五穀豊穣・戦勝祈願など、さまざまなご利益をもたらしてくださいます。水子地蔵なども知られていると思いますが、水子の冥福を祈り、守り続ける役割を持つ、本当に温かい存在ですね。

お地蔵さまのご利益にあやかりたい場合は、真言(マントラ)を唱えるとよいとされています。地蔵菩薩の真言で最も簡単なものは「オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ」。大まかに訳すと「稀有なほど尊いお地蔵さま」となり、お地蔵さまへの呼びかけを表しています。真言を唱えるときは言葉の意味を深く考える必要はなく、唱えるという行動自体に意義があるとされています。

お地蔵さまが6体並んでいる光景をよく目にしますが、こういったお地蔵さまは「六地蔵」と呼ばれます。6という数字は仏教の六道思想に基づいており、6体はそれぞれ檀陀地蔵・宝珠地蔵・宝印地蔵・持地地蔵・除蓋障地蔵・日光地蔵などと呼ばれます。諸説ありますが、それぞれ順番に地獄・餓鬼・畜生・修羅・人道・天道における菩薩の名前と言われます。

お地蔵さまが赤い頭巾やよだれかけをつけている姿を見かけることも多いでしょう。赤は仏教において「清く」「正しい」「正直な色」とされており、魔よけの意味があります。
お地蔵さまは子供守護者であるため、自分の子供が健康に育ちますようにという願いを込めて、親は赤色のものを奉納することが多いです。頭巾やよだれかけといった、子供用のものを身に着けている理由も同様なようです。

お地蔵さまに手を合わせてはいけない!?

「お地蔵さまに手を合わせてはいけない」だと聞いたことはありませんか?

お地蔵さま「結地蔵」のゆいちゃん

お地蔵さまは知っていても、私自身そうだったのですが、その正体やご利益を知らなかったという人も少なくないかもしれません。今回、人々を分け隔てなく救ってくださる慈悲深い仏尊だということが分かりました。

お地蔵さまは、何だか祀るというより、目線を合わせて手を合わせたくなるような身近な存在。様々な思いを背負って立ち、代わりに地獄の苦しみを引き受けて下さるほどの覚悟を少しもこちらに感じさせないその姿勢に見習うことがあるように感じています。

結地蔵の「結」は、沖縄でゆいま〜るという言葉があります。

ゆいま〜るとは、沖縄の方言で「助け合う」「一緒に頑張ろう」「共同作業」というような意味があり、共に栄えようという思いを込めた他者への呼びかけでもあります。

奇しくも本土復帰50年目を迎えたここ沖縄で誕生した結地蔵のゆいちゃん。
ゆいま〜るという言葉に、平和を願い、力を合わせて戦った人々の、生きる喜び、笑顔、楽しみ、生み出す力といった人間の絆の意味が含まれていることから、その意味を分けていただきました。

結という漢字にも意味があります。
「吉」には「引き締まる」様子を表現しており、「糸」を組み合わせて「糸をしっかりと引き締める→繋ぎ合わせる」と変化して「むすぶ」の意味になるのです。
素敵な出会い・絆・結束・団結や結果が出る・目標を達成するなども持つ「結」。

お地蔵さま、結地蔵のゆいちゃんは、そんな「結」を名前に含むのです。

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