うすくて初めて触るぷにっとしたような
不思議なさわり心地でした・・
創業100年近いペーチン屋。
このまんじゅうの由来は、戦前、久米村(現在の那覇市久米)に
航海安全を祈願する天妃宮というお宮がありました。
その天妃宮の前で売られていたことから
「天妃前まんじゅう」という名前ができたということでした。
はったい粉(麦を炒って挽いた粉)でできた餡子を
小麦粉の薄い皮で包んだ懐かしい味のおまんじゅうです。
曽祖母から受け継がれてきた変わらぬおいしさらしく、
永年のファンもそのままなようです。
沖縄のまんじゅうは月桃に包むのが多いのですね。
包装はしてますが、中はこうです(下画像)。
しかしながら、この包装紙も祖母の代から変わらないものだそうです。
中の餡がすけて見えるほど薄い皮につつまれた*ユーヌクは、
さっぱりとした甘みが特長。
ぷるんと弾力がありクセのない薄皮との相性も抜群です。
(*ユーヌク=麦こがし。砂糖を入れ、粉のままで、
または熱湯をそそいで練りかためたもの)
店名 | ペーチン屋 |
住所 | 〒900-0021 沖縄県那覇市泉崎2-10-14 |
電話 | 098-832-0912 |
営業時間 | 09:00~17:00 16時以降売り切れ次第終了 |
定休日 | 日曜 ・祝祭日 |
クレジットカード | 利用不可 |
冷やしてもおいしい、みたいですよ^^
のーまんじゅう、山城(やまぐすく)まんじゅうとならんで
沖縄の三大まんじゅうに数えられる天妃前(てんぴぬめー)まんじゅう。
→山城まんじゅう
→「の」まんじゅう?「ぎぼ」まんじゅう?
おまけ☆ お餅ですが、こちらは同じく首里での老舗です。
→首里餅菓子店
まんじゅうの世界は70〜80歳で一人前という考え」だそうです。
私の属するお米でも同じことが言えるようです。
以前、五つ星マイスター試験での試験管の方に
「沖縄から来たの?いくつ?
まだ若い、まだまだこれからだよ、頑張りなさい!
この世界は70でも現役だよ。」
とおっしゃってもらったことがあります。
生涯現役、生涯勉強、まだまだ精進します。