お正月や何かある時に参拝する際に、干支ごとに祀られている所の自分の干支へお参りするということが言われています。

なんとなく・・で理解はしていましたが、詳細を知る機会がありませんでした。先日、友人の主催する首里12か所巡りをするということで参加してきました。

今回はそのお話です。

首里十二か所巡りとは

首里十二か所巡りとは、首里にある四か所の寺院にまつられている十二支の守り本尊を巡拝し、日々の感謝を伝え、健康・開運を祈願する、古くから残る首里の風習です。

首里十二か所巡りで巡る寺院は?

今現在、四か所とされている寺院は
・盛光寺【せいこうじ】
*読み名では”じょうこうじ”という方もいらっしゃいますが、現時点では”せいこうじ”が正式名になります。
・観音堂(慈眼院)【かんのんどう】
*”しゅりかん”という通称で愛されています。
・安国寺【あんこくじ】
・達磨寺(西来院)【だるまでら】
の四か所となります。もともとはいくつかあったそうですが、統廃合などによりこの四か所となっています。
有名なのは、上記に首里城公園の園比屋武御嶽石門【そのひゃんうたきいしもん】なども含まれていたそうです。

~おまけ:首里城雑学~
首里森御嶽【すいむいうたき】
琉球開闢神話によれば、神に造られた聖地であるとされ城内には、ここを含めて「十嶽(とたけ)」と呼ばれる十か所の礼拝所があったと言われているそうです(琉球最古の歌謡集「おもそさうし」にも、この首里森御嶽に関する詩歌が多数登場)。

首里十二か所巡りをする前に、那覇市が開催しているという「玉稜(たまうどぅん)」の見学にも参加することになりました。

その道中には沖縄らしい草木が並び、気持ち良かったです。

夏のように晴れ渡った人なり、絶好のお散歩日和でした。ブーゲンビレアが青空に映えます。

首里城近くにある「おもろ殿内(どぅんち)」。
沖縄料理の店で、営業時間には多くの観光客の方が列を連ねます。
首里城に向かう道中はまだ準備中で、庭先にたわわに実ったヒスイカズラにもまた、多くの人が目を奪われ、足をとめていました。

これはヒスイカズラ。翡翠のような色合いから名前がついたのだとか。落ちた花を水に浮かべる用で持ち帰る人もいるようです。

さて、いよいよ首里十二か所巡り。

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盛光寺(せいこうじ)

干支は未(ひつじ)、申(さる)です。
首里の町の中にありますが、入り口の両サイドには迫力のある仁王像があるのが印象的でした。
自身の干支がなくとも、家族や友人などの健康などを願うのも良いそうですよ。

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首里観音堂(しゅりかんのんどう)

ここは「しゅりかん」と愛称される多くの人が足を運ぶ場所で有名です。
干支は子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、辰(たつ)、巳(み)、牛(うま)となります。
万歳嶺夕照(ばんざいれいせきしょう)、琉球八景にも詠まれる見晴らしの良い場所で、天気の良い今日、景色を楽しく方も多くみうけられました。

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安国寺(あんこくじ)

干支は酉(とり)となります。首里城の近くにあり、珍しい赤瓦の本堂が首里という街並みに溶け込んでいるようでした。

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西来院達磨寺(さいらいいんだるまでら)

干支は卯(うさぎ)、戌(いぬ)、亥(いのしし)です。
私自身の干支ということもあり今回来るまでにも何度か足を運んでいましたが、時間をかけて訪れたのは初めてでいい機会となりました。

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今回教えていただいて気づいたのが天井に描かれた龍。どこにいてもこちらを見据えるような表情は圧巻です。

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お守りやおみくじが並んでいる端に目に付いたのが大小のだるま。願掛けの際に自分で目を入れていくアレ、ですね!手頃サイズで可愛かったです。

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本堂を出ると、順路で千本鳥居のような目を見張る朱色の鳥居が並んでいます。最近できた様子ですが、本堂(寺)で少し不調を訴えていたムスメはこの鳥居(神社)で少し気を持ち直したと言っていました。

鳥居の最初の方は達磨が、その次は干支が・・という風に変化していくので、それらもしっかりみていくと楽しみも増します。

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各エリアで祀っていらっしゃるものが異なります。これは布袋様。ここにお財布を置いて金運祈願をするとよいそうです。

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お稲荷さんのエリア。小さな狐が並んでいて可愛いです。稲穂のマークに思わず魅入ってしまいました。

次のエリアには「縁切り祈願」なるものが目に飛び込んできました。
勇ましく立つ不動明王。

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「縁切り」というとおどろおどろしい感じがしますが(汗)、この場合には縁を切りたい人間関係はもちろんですが、自分自身が手放したい習慣や感情なども入るようでした。

となれば、やるしかありません(笑)。

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教習所通いの中で突きつけられた「怖いという感情から逃げようとする自分」が変わりたくて、それを書かせていただきました。

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書き終えたらその用紙を不動明王の横にある小さな水場に入れます。

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そこにある柄杓のようなもので用紙を水の中に押し込んでいくと、その用紙が溶けてしまいます。自分で手放したいものを書いた紙を自分の手でゆっくりと溶かしていくその感覚だけでも、気持ちが落ち着いてきてスッキリしたのを覚えています。

首里観音堂で、今回の参加者皆さんで記念撮影♬
実は最初にお伺いした時に御朱印を書いてくださる方が不在だったため、再度お伺いさせていただきました。
お参りはいつでもいいのですが、もし御朱印をいただきたいのであれば、御朱印をいただける時間帯などを確認してお参りすることをオススメします。

御朱印巡りが流行し、ニュースなどでも問題視される行動が取り上げられるたびに心が痛みます。

同じようなことが言われていますが、御朱印はスタンプではありません。

ましてやすでに完成されているものをいただければご利益があるわけでもありません。お参りしていく中での自信の気づきや変化、周りへの感謝や気づきこそが最大のご利益だと私は考えています。

沖縄では御朱印はそう気にしてきたものでもありませんでした。恥ずかしながら、沖縄でも御朱印をいただけることを最近知ったくらいです。

いつでも選択し歩んでいくのは自分自身。お参りし勇気や癒しを自身で気づき成長し磨いていくことこそが、人間が神と繋がる方法なのではないでしょうか。