私の勤務する麦飯石の水のお米は、鹿児島県のお米が中心の
商品取り扱いラインナップです。
その米農家さんから、「今年、特別栽培米を出します!」と連絡をいただいていました。
8月頃に試食で取り寄せたのですが、
食味もかなり安定してよかったので、店舗・配達での販売を開始しました。
そして今回、タイミング的にはお歳暮ギフトに合わせての出荷となりそうです。
その鹿児島の米農家さんにも、
前回富山県の米農家さん同様に特別栽培米を作るにあたっての
想いなどを語っていただきました^^
(・・・もしかすると、半ば強引なインタビューかもしれませんね:^^)
なにはともあれ、以下のような内容で想いをいただきました。
こちらもあえてそのまま掲載しています。
平成27年度より鹿児島県の早期米で使用農薬、
化学肥料半減の特別栽培米への取り組みについて
まず知っていただきたいのは特別栽培米の定義は、使用する農薬、化学肥料半減です。
農薬に含まれる成分の数がその地域の定める慣行栽培の半分以下であること
使用する化学肥料に含まれる窒素の量が半分以下であるということです。
ですので各地域で差があります。
米の害虫などは偏西風に乗って中国大陸から飛来してくるので、
西日本の方が東に比べると農薬の使用は多くなる傾向にあります。
鹿児島の慣行栽培の場合は農薬使用成分18、窒素量6kgです。
特栽米の取り組みについては、私が父から米の生産を任されるようになり、
5年ほど経ちます。
その中で、農薬の使用をなるべく抑えるように管理していこうという考えで取り組み、
ある程度の成果がでるようになりました。
肥料に関しては、化学肥料を使用しない農業を父が続けてきており、
特栽米の基準をクリアできる算段がたってきました。
そこで再度、農薬の使用の見直しを行い、除草作業の一部を人の手で行えば
クリアできるようになりました。
確かに人の手での除草作業は、大変な仕事ですが、
環境や消費者であるお客様への安心、安全に配慮された生産を目指す中で
一つの形とすることができました。
特栽米だから慣行よりも美味しい米というわけではありませんが、
米の生産に真摯に向き合い自然と一緒に作った新屋米穀店の自慢の米です。
特栽米の生産1年目ですので、改善点も発見できこれからも特別栽培を続けていく上で
さらにより良い米の生産が出来るよう精進していきたいと思っております。
▲南九州市川辺町
有限会社 新屋米穀店
新屋能久さん
以前「近場で”これぞ鹿児島!”という写真があれば送ってください♪」
とお願いした際にいただいた写真です。
上記の鹿児島の米農家さんは、この特別栽培米を栽培しているのは
初代の社長様ですが(画像の方)、現在代替わりしており、
富山の米農家さんと同じく2代目で若き生産農家さんでもあります。
米農家の後継者不足や高齢化を目の当たりにしてきた私にとって
すごくうれしいことです。
そして、そういう方々がこのような志を持っているということが
すごくありがたく感じています。
そして、配達スタッフの依頼で同じようにチラシ作成。
恥ずかしながら相変わらず手書きではありますが、
想いを込めて描かせていただきました☆
<関連過去記事>
→特別栽培米こしひかり
→私の愛したお米
明日から12月、2015年も残りわずかとなりました。
鹿児島ではありませんが、明日から3日間、九州へ行ってきます。
みなさん、ラストスパートで素敵なしめくくりの月にしましょう♪
そして2016年、新しい年のはじめに
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