「新潟コシヒカリ、って何ですか・?」

お米の歴史

思わず驚きました。
「新潟コシヒカリって、何ですか?」
そんなお声を店舗スタッフがいただいたようです。

誰しも知っているであろう銘柄、と認識していただけに驚きました。
対応した店舗スタッフ曰く
「自分の年代はもちろん定番ですが、今この銘柄が沢山出ているご時世、特に有名なのが新潟コシヒカリではないようです。逆にゆめぴりかやつや姫などの方を知ってます💦」
とのこと。

確かに。

大手売り場でも魚沼やに新潟は”特にPRしなくても良いもの”と言わんばかりにあまり目立たないとこに位置していることが多く感じます。私もお中元やお歳暮のリーフレット作成時に「王道コシヒカリ!」とキャッチコピーにしているくらいでしたが、先出のスタッフが「王道って何ですか」と聞かれた事もあるのだとか話していました←早く言って(;´・ω・)

となると。

新潟コシヒカリとは何者ぞ、というお話しをしてみます。

コシヒカリとは

まず「コシヒカリ」というものについてお話ししてみますね。

お米は基本的に品種改良を行いながら新しいものを作っていきます。その目的は
・病気に強い稲を作る
・暑さや寒さに強い稲を作る
・食味の良いお米を作る
が大きな目的となります。最近ではその土地だけのオリジナル品種というものもでてきました(ゆめぴりかやミルキーサマーなど)。

コシヒカリは、昭和19年新潟県で「農林22号」と「農林1号」とを掛け合わせ、福井県で系統育成(品種となる候補(系統)を育成すること)されました。
昭和31年に新潟県と千葉県が県の奨励品種(全県での作付けを奨励する品種)に選定し、農林100号として登録され、晴れて新品種「コシヒカリ」が誕生しました。
・農林22号:当時、いもち病(稲に感染する主な病気の1つで収穫量や品質に大きく影響するもの)に強かった品種
・農林1号:収量が多く、品質・食味に優れた品種。いもち病に弱い

実はここにきて私も知らない開発秘話がいくつかありました。少しピックアップしていこうと思いましたが、ぜひ全体を読んでいただきたいのでリンクをしておきますね。読み進めていくとめちゃくちゃ面白い!
新潟コシヒカリの軌跡 ~誕生から定着に至るまで~

新潟コシヒカリとは何ぞや!?も、きっと読めば納得です。。

ついでに奥深かったウイキペディアも載せておきます(笑)。コシヒカリ1つでも一言で言い表せないお米の世界の奥深さ(しかしそれを一言で表現していかななくてはいけないのが私達の仕事ですけどね💦)。
コシヒカリ

日本人なら誰もが耳にしたことがある「コシヒカリ」。
ほぼ日本全域で栽培されており、国内栽培面積の1/3を占める人気のブランド米。艶のよい見た目・粘り気のある食感・旨味の強い味と、すべてにおいてバランスが取れており、「おいしいお米の代名詞」や、「お米の王様」などと呼ばれるほど。漢字では「越光」と書き、北陸地方を指す「越の国」に光りかがやくという意味が由来になったと言われています。

コシヒカリの特徴

コシヒカリの味の最大の特徴は、ふっくらもっちりとした粘り気と、強い旨み。みずみずしいお米はひと粒ひと粒が光り輝き、炊きあがりのつや感も納得の逸品。どっしりとした存在感が、個人的に好きな品種です。

お米の主成分であるデンプンは「アミロース」と「アミノペクチン」の2種類あり、コシヒカリはこのふたつのバランスが非常に取れたお米です。成分分析から化学的にもおいしさが証明されています。

相性の良い料理
旨味の強いこしひかりは、煮物やハンバーグなど濃いめのおかずにも負けない存在感があります。和食・洋食問わずどんなおかずにも合いますが、お米本来の味を楽しむなら、漬物やおひたしなど「ごはんのおとも」と食べるのがおすすめ。

水分が多く粘り気が強いので、チャーハン・酢飯・炊き込みご飯などには不向きとされていますが、実は産地によっての食味が異なる傾向があるのもコシヒカリの面白さです。

コシヒカリの代表的な産地の新潟県や福島県は、もともとの特徴をしっかり持っていますが、富山県や九州のこしひかりは若干粒張りがあり硬めに炊き上がります。同じコシヒカリでもその食感の違いを知っていると料理の幅も広がりますね。
余談ですが、最初の方に書いたコシヒカリの特徴だけを知っていると、大手チェーン回転寿司などで「コシヒカリ使用」と大きく掲げられているものを見ると不思議かもしれませんが、そのあとの産地での違いを知っていると「どこの産地だろう」というように感じ方も違ってきます。

なので、やわらかくてもちもちしている感じのお米が好きな方と、歯ごたえがある感じのお米が好きな方の選ぶコシヒカリは産地で選ぶといいですね。

コシヒカリの活躍

実は、現在皆様がご存知のお米のほとんどがこのコシヒカリの血を受け継いでいるのです。あきたこまち・ひとめぼれ、ひのひかり、キヌヒカリ、あさひの夢、つや姫、いわてっこ、まなむすめ、めんこいな、こしいぶき、ちゅらひかり、ふさおとめ、ふさこがね、ほしのゆめ、ふっうりんこ、ゆめぴりか、きぬむすめ、にこまる、あきさかり、イクヒカリ、くまさんの力、はなさつま・・・系譜を見ていくと改良に改良を重ねてはありますが、その大元にはコシヒカリがいるのです。

そんな「おいしいお米文化」を発展させる立役者となったコシヒカリを、今日のごはんに選んでみませんか♥