おにぎり(おむすび)は、昔話にも登場するような超古典的ケータイフードですが、
いまでもお弁当の定番です(だと思っています:^^)。
さらに最近では具にこだわったもの、のりにこだわったもの、
「おにぎらず」など多種多様なおにぎりが登場していますね。
こんにちは。
沖縄のお米マイスター、渡久地奈々子です。
(↑この書き出し、久しぶりです)
先日、いつもお世話になっているバケーションキッチンの知念さんが
「新しく事務所をOPENさせるので」ということで、
お邪魔しました。
そのときに、中味汁とおにぎり、天ぷらをご馳走になりました。
揚げたての天ぷらや器の彩もさすがに美しく仕上げてくださいました。
しかもこのおにぎり。
実はただの赤飯ではありません。
赤ワインの炊き込みご飯ということで驚きました。
アルコールは飛ばしていたのですが、確かにワインの香り・・・
発想が面白いですね。
おいしくいただきました♪
ちなみに。
こちらの方と2016年年明けにおにぎりの講座を行います☆
日程は「おにぎりの日」にちなんだ1月17日を目安に予定していますので
詳細が決まったらご案内しますね。
・おにぎりの形
おにぎりは、平安時代に貴族が宴会などでお供の人にふるまった屯食(とんじき)が
始まりといわれています。
そして、戦国時代の武士が戦の時の携帯食として用いたもので、
江戸時代にはすでにその地位を確固たるものにしました。
これは学校などでもお話しする、稲作やお米、ごはんの歴史の中でも
お伝えするものです^^
ひとくちにおにぎりと言っても、その形には、
三角形、太鼓形、俵形、ボール形など様々なものがあります。
一説には、最初は簡単に握れるボール形からはじまり、
その後、太鼓型になり三角形へと進化したとも言われています。
日本各地で、おにぎりの形にばらつきがあるのは、おにぎりが普及した時期の違いのようです。
・丸いおにぎり
北海道や東北は、三角形や太鼓形が多く、中部地方はボール形が主流です。
・俵型のおにぎり
関西から九州にかけては俵型がメジャーなようですが、これは三角形、太鼓形、ボール形とは系譜が違い、
弁当箱の米飯を箸で食べやすくするために始まったとされています。
これらの地方では芝居見物が盛んだったため、重箱にご飯を詰める習慣が伝えられたと言われています。
・おにぎりの具を徹底的に検証!
おにぎりの具の定番と言えば、なんといっても、梅干し、鮭、おかかがトップ3でしょう。
他には、たらこ、昆布なども定番の具です。
ただ、最近ではツナマヨやエビマヨといったマヨネーズ系が、
コンビニの普及もあって人気の上位に食い込むようになっています。
また豚キムチなどの肉系も人気ですね。
中に入れて握るのではなく、上に乗せるおかず的な具としては、
名古屋発祥の天むすや、ハワイのスパムおにぎりなどが、いまや全国区的な人気となっています。
ソーセージの材料を腸ではなく型に詰めたランチョンミートの缶詰。
最近では減塩タイプやガーリック風味のものもあります。
混ぜご飯系のおにぎりも、一部では熱狂的なファンがいます。
とくに秋のまつたけご飯のおにぎりや、栗ご飯のおにぎりなどは季節を感じさせてくれていいものです。
また、チャーハンやドライカレーのおにぎりも、混ぜご飯系といっていいのかもしれません。
チーズ、たくあん、青シソ、ベーコン、天かすなど、変わり種のおにぎりもそれぞれファンがいます。
なにを具にしても、それなりにおいしくなってしまうおにぎりは、自由な食べ物なのです。
余談ですが、おにぎりにとって欠かせない、塩。
それでは、おにぎりに最適の塩とはどんなものでしょうか?
塩の専門店が“『おにぎり』に合う塩ベスト5”を紹介しています。
1位 浜御塩(長崎県)
2位 黒潮源流塩(沖縄県 与那国島)
3位 粟国の塩(沖縄県 粟国島)
4位 青い海(沖縄本島)
5位 雪塩(沖縄県 宮古島)
出典:塩屋まーすやー
いろいろ試してみると面白いですね。
日本の食文化を語る上では欠かせないおにぎり。
「日本のソウルフード」とする声も聞くほどで、最近では海外での人気も高いようです。
昔ながらの家庭の味やコンビニで気軽に食べられるもの、おにぎらずなど、
味の種類や持ち運ぶ容器まで、近年ではバリエーションがとても豊富となりました。
あなたのお気に入りの具やアイテムはありますか?